地球温暖化の防止、再生エネルギーの利用拡大、エネルギー産業の自由化・規制緩和が求められる中、電力、ガス等の公営企業はより一層の改革を迫られています。また、高齢化による人口の減少、グローバル化による産業の空洞化などによりエネルギー需要は減少傾向にあるうえ、施設の老朽化や原油の高騰等により、一層のコストダウンが求められています。
こういった厳しい環境で生き抜くためには、業務の標準化、効率化を進めローコストオペレーションを実現しつつも、お客さま一人ひとりとの接点を大切にし、高品質なお客さまサポートを提供するCIS(Customer Information System)が必要です。CISの高度利用により、お客さまの潜在的なニーズを汲み取り、単なるエネルギー提供で終わるのではなく、お客さまの生活を支え、社会を支える総合サービスカンパニーとして、より幅の広い製品やサービスを提供して行くことが望まれます。
それを実現するためには、膨大なお客さま情報(土地、建物、場所、メータ、設備、機械、人、ビジネス、契約等)を戦略的に活用するCISの構築が望まれます。
お客さまとの接点となる各個別業務においてバラバラに対応するのではなく、標準化できる部分についてはCISに共通機能として実装することで効率化を図ります。これによって、高度なサービスを保ちながらも経営資源の合理化を図ります。
お客さま業務の標準化と効率化
また、CISに蓄積された情報を単なるデータベースとして参照するだけではなく、改善活動のPDCAサイクルに活用することにより、苦情や事故の原因を分析し再発防止に活かすことが可能となります。更には、CISの情報をベースにして、新規ビジネス展開なども期待されます。
PDCAによる改善活動
日立コンサルティングでは、豊富な経験と実績により、電力、ガス、水道などの公営企業のお客さま接点業務の効率化と高度化を支援し、それを支える最適なCISの設計と構築支援をご提供します。