外部サービスとの連携や部門を超えたデータ活用により
保険会社の新サービス創出を実現する
デジタル技術の進展は、社会にイノベーションを起こし、既存の産業構造を大きく変化させています。保険業界においても、異業種からの新規参入、金融規制の緩和、顧客ニーズの多様化、デジタル活用による新ビジネス・サービスの創出などにより、経営環境が激しく変化しています。その中で競争力を強化していくためには、継続的なデジタルトランスフォーメーション(保険DX)への取り組みが不可欠です。
保険DXへの取り組みでは、外部サービスとの連携や部門を超えたデータ活用が重要になりますが、その際に複雑化した既存の基幹システムが障害となり、その実現を阻むケースが見受けられます。しかし、基幹システムの刷新では、構想・計画段階から検討すべき観点、要素が多岐にわたり、その実現は容易ではありません。
日立コンサルティングは、これまでさまざまな分野においてDX構想策定支援や基幹システム刷新の構想・計画策定支援をしてきました。これらのノウハウを組み合わせ、お客さまが実現したいDXと既存基幹システムの特性を踏まえつつ、適切な移行パターンの選択から、全体アーキテクチャー策定、移行ロードマップ策定までをトータルで支援します。
DXの本質は、会社の収益を上げるために、デジタル技術やデータを活用して事業や組織を根本的に改革することです。DX実現の障害となる問題を抽出・明確化し、5〜10年後に実現すべきDXの内容を具体化。DXを支える次世代基幹システムの方針を策定します。
DX実現に向けて、外部サービスとの連携や自社内部門を超えたデータ活用が可能となるモダナイゼーションされた次世代基幹システムのアーキテクチャーを策定します。データ活用の目的を明確化し、適切なAPIを設計することで異業種と連携した新サービスも提供できるようになります。
基幹システムの移行は、非常にコストと時間がかかります。早期のDX実現、既存基幹システムの効率的移行には、問題点を明確化した上で、実績ある複数の移行パターンから適切な方法を選択。経営方針との適合も考慮した移行までのロードマップを策定します。
DXに対応できない基幹システムを抱え、お困りのお客さまにお勧めします。
新商品・サービス開発の迅速化、データ利活用、外部サービスとの連携をめざし、既存の基幹システムの特性を考慮しながら適切な移行方法を選定します。
サービス内容 | 目的 | スケジュール (特定事例の実績値および見積値) |
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損害保険会社 | ホストオープン化による基幹システムの移行支援。 | メインフレーム脱却による保守費用の低減。 情報統合基盤の構築により柔軟なデータ利活用を実現。 |
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生命保険会社 | 今後拡大するFintech事業者や自治体等とのサービス連携を迅速に実現するための基盤整備を支援。 | 効率的な社外サービス連携を実現するAPI基盤の整備。 さまざまな外部サービスとの順次連携を実現。 |
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