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未経験特集

公務員から
コンサルティング業界へ。
未経験の壁も乗り越えられる
きめ細かなサポート。

スマート社会基盤コンサルティング第2本部 公共領域
/シニアコンサルタント
2020年9月入社(入社時のクラス:コンサルタント) 朝野 海渡

写真:朝野 海渡

公務員からスキルアップをめざして
コンサルティング業界へ

昔から漠然と公共や社会的影響力の大きい仕事に興味を持っていたため、新卒で公務員(自治体職員)になりました。しかし、入庁後の仕事は現場での窓口・電話対応や各種管理業務など、事務的な内容がメイン。今後数十年という長いスパンで将来を考えた際に、環境を変える必要があるのではないかと考え、転職を決意しました。

公共系の業務に携わることができること、今後のキャリア形成において有利に働くと考えられる業務に携われることなどを転職の条件として進める中で、コンサルティング業界が志望業界の中心になりました。中でも日立コンサルティングに決めたのは、日立製作所という日本でも最大手企業のグループ企業であり、官公庁案件の実績も豊富であることから、国から市区町村まで幅広く公共系のフィールドが広がっていると考えたためです。

入社以降、大きく2つのプロジェクトを経験しました。1つは、自治体が保有するデータを活用した新規ビジネスの検討を支援するプロジェクト、もう1つは日立が保有するAI技術を活用して、自治体の総合計画の策定などを支援するプロジェクトです。いずれのプロジェクトも上流工程であり、現場の仕事とのギャップが大きく苦労もありましたが、自治体出身という経歴を活かすことができる場面もありました。今思えば未経験ということもあって、前職の経験を活かせるプロジェクトにアサインくださったのではないでしょうか。

上司のサポートのおかげで、
未経験の壁も乗り越えられた

私は2020年9月にコンサルタントで入社し、2022年4月にシニアコンサルタントになりました。振り返って身についたと感じているのは、論理的思考力やドキュメンテーションといったコンサルタントとして仕事を推進していく上で必須となる汎用的なスキルと、「何とかする力」です。

スキル面でいえば入社当初は思考の詰めが甘く、2つ3つと質問されるとぼろが出たり、またそれに付随して作成するドキュメントも上司の求めるレベルで作成できるまでに時間がかかったりと、高い壁を感じていました。ただ、上司からきめ細やかなフォローをいただいたおかげで、成長できたと実感しています。今はシニアコンサルタントなので、上司から受けたサポートを見習って、部下や後輩にも指導をしていきたいと思っています。

また「何とかする力」は、論理的思考力などよりも身につけられてよかったものだと考えています。未経験の業務でも、困難に直面しても、何とかやり抜いてこられたからこそスキルアップできました。それが自信につながり、さらなる成長意欲を持てているものと感じています。

上司と4人で旗振り役を担うのは、
国家規模・数百人が動く大規模プロジェクト

現在は、国家規模で数年かけて開発されてきている新しいデータ活用基盤について、最後の段階として実施するシステム・運用テストの円滑な実施を支援するプロジェクトにアサインされています。主な支援内容はこれまでの開発内容からの運用の抽出及びドキュメント化、運用検討上の課題の管理・解決方針の提示など、旗振り役ともいえる役回りを日立コンサルティングのメンバ4人で担っています。

このプロジェクトは複数のタスクフォース(TF)に分かれて推進されています。各TFには日立コンサルティングや日立製作所だけでなく国内の有名ITベンダーが複数社参加しており、全体では数百人という規模になると思います。各社が知恵を出し合いながら、協同で大きなプロジェクトを推進している中で重要な役回りを担えているので、非常に大きなやりがいを感じながら仕事に取り組めています。テストが終われば、来年には別組織に引き継ぎ一般企業や自治体も利用できるように汎用化していくという流れなので、まさに世に出る直前に関わっている状況です。

その中で苦労しているのは、プロジェクトの中でも後半部分を担当しているので、これまでの経緯を正しく理解するためのキャッチアップに時間がかかること。それにIT知識がない状態で、技術職向けに書かれたドキュメントをひも解き、背景を理解した上で資料を作成していかなければならないことです。

また、そんな状況でもTFメンバとして知識も経験も比べものにならないほど多い技術者たちと議論を重ね、目的の達成に向けて推進していかなければなりません。その道何十年という技術者と対等に渡り合えるように、担当業務の理解を深めておく必要があるというところが、大変ですがやりがいでもありますね。

今のプロジェクトでは、例えばデータ活用基盤を利用するユーザの認証において、これまでにあまり前例がないような方式が検討されています。前職では、こうした最先端の技術に触れられることもなかったので、さまざまなスキルアップができる環境に魅力を感じています。

日立コンサルティングが
「ちょうどいい」規模だから。

働いてみてわかったのは、日立コンサルティングのファーム規模が「ちょうどいい」ということ。全社員数は400人強、そのうち私が配属されているスマート社会基盤コンサルティング第2本部は60人程度と、まさに多すぎず少なすぎずといえる規模だと思います。一方で、プロジェクトは日立グループの強みを活かしたスケールの大きなものも多く、やりがいのある案件に大きな裁量を持って携わることができるのがいい点だと感じます。他ファームの場合、大規模過ぎてどこを担当していて自分の仕事が何につながっているのかが見えないケースもあると聞くので、主体性をもって進めていきたいという方には合っている環境だと思います。

大体のプロジェクトで、自社の人数は3〜4人体制。スキルが身についてくれば、若手かつ未経験でも、早いうちからプロジェクトの推進を自分が担うというチャンスもいただけます。裁量があるというと、丸投げの印象がありますが、日立コンサルティングはそうではありません。上司のサポートはもちろん、他チームの有識者に協力を仰いでも、皆さんお忙しい中にもかかわらず積極的に協力してくださいます。私はコロナ禍2020年9月の入社だったので最初からリモートワークでしたが、一定期間週に1〜2回上司と日程を合わせて出社し、対面で仕事の進め方等について相談に乗っていただきました。中途未経験者が、リモート中心でコンサルワークを進める難しさを推し量ってくださってのことだと思います。

オンラインで仕事をするときにも、画面共有をしながらドキュメント作成のコツを教えてくださるなど、本当にきめ細やかなサポートをしてくださいました。他には上司にレビューいただいた資料について、正直に言えば上司が自分で修正してしまった方が早く済むのは確実と思いますが、それを我慢して私にやらせるという成長の機会を与えてくださったおかげで、理解が早く進み、それがスキルアップにつながったと感じています。

環境面では、リモート環境が優れているなと感じます。他ファームに勤める友人は通信環境が悪く、仕事が効率的に進められないと言っていましたが、日立コンサルティングは通信環境で困ったことがありません。光熱水費や家賃にあてることができるリモートワーク支援制度などもありますし、サテライトオフィスも自由に使えます。時代の変化に素早く対応してくれているな、と感じますね。

コンサルタントへの挑戦を考えている方へ

私は全くの未経験で入りましたが、公務員時代の「必ず根拠に当たったうえで仕事を進める」という習慣は今の仕事にも役立っていると感じます。公務員の仕事は基本的にはすべて規則のうえに存在するものであり、なぜこの仕事を行う必要があるのか、この仕事にはどのような規則が存在し、何をすべきなのか(あるいはしてはいけないのか)といったことを逐一法規集などの確認をしながら仕事を進めていました。このように確たる根拠を持ったうえで仕事を進める姿勢は、すべてにロジックを求められる現在の仕事にも活きていると感じています。

もちろん異業種からの未経験者は、知識や経験を積むしかない部分も多いです。しかし、全くの異業種から転職をしてきても活躍できますし、働きやすい環境が日立コンサルティングには備わっています。だからこそ、安心して飛び込んできていただき、それぞれの経験を生かして一緒に働けたら嬉しく思います。

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