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新卒採用特集 対談

自覚の芽生えと
視野の広がり方で振り返る
入社1年目から3年目までの
成長の軌跡

竹内 惇人ATSUTO TAKEUCHI 社会イノベーションコンサルティング本部
コンサルタント(2020年4月入社)
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櫻打 鈴子RINKO SAKURAUCHI スマート社会基盤コンサルティング第2本部
アナリスト(2021年4月入社)

アップオアアウトではなく、自由度高く・長く働ける場所。
長く働くことを前提にしっかりとしたサポートが得られる安心感がある。

櫻打
竹内さんは、日立コンサルティングに入社して何かギャップを感じたことはありましたか?私は、想像以上に一人ひとりが働き方のスタイルを自分で作り上げているというのが、ギャップでした。
竹内
キャリア面でいうと、「アップオアアウトではない」という部分は入社前にも説明されていたものの、コンサルティング業界だから…と思っていたのですが、入社してから本当にそうなのかという驚きがありましたね。
指導面に関しては、細かな指導がなくても自らアウトプットをして、それを突き返されて成長していくのだろうと思っていました。しかし、実際は上長・メンターの方が悩みを聞いてくれる・やり方を丁寧に教えてくれるなど、かなり手厚くサポートいただける環境だったので、驚きましたね。
櫻打
スピード感などはいかがでしたか?私の場合、学生のうちは自分で完成と判断した課題をそのまま提出するだけという感覚だったのが、最初に全体像の確認、完成の6〜7割で確認・レビューをいただいてブラッシュアップというように細かくすり合わせていく方法だったので慣れるのに時間がかかりました。
竹内
そうですね。確かに学生時代とは責任感のレベルが違うというか、「相手が求めるものを期日までに成果物として出す」というコミットメントが、段違いで強いなと感じます。手戻りをなくすためにも、6〜7割で確認・レビューというスピード感に繋がっていますよね。櫻打さんは、その他に苦労したなと感じたことはありましたか?
櫻打
はい。現在進行系で苦労しているのが、お客さまからの信頼を得ることです。アナリストは特に上司からの指示を受ける立場であるため、会話の主体となることは多くありません。今はプロモーション(コンサルタントへの昇格)をめざして取り組んでいるため、徐々に説明や質疑を任せてもらえることもあるのですが、お客さまから認めていただく難しさを感じています。竹内さんはどう乗り越えられたのか、教えていただきたいです。
竹内
なるべく私が意識していたのは、「わからないことを、ちゃんとわからないと言う」ことです。
これは私が上司から言われて意識し始めたことです。コンサルタント・アナリストという立ち位置にいると、お客さまにわからないと言いづらい部分もありますよね。ただ、一番会社や業務を理解しているのはお客さまなので、わからない点があったら謙虚に教えていただく。謙虚に訊く姿勢を持つことで、「この人だったらちゃんと仕事をまとめてくれそう」と感じてもらえる。こういうことが、お客さまからの信頼につながるのではないかと思います。
写真:櫻打 鈴子
櫻打
ありがとうございます。今は自分から発信することに意識が向いていましたが、今後は任せたいと思っていただけるような姿勢も意識していきたいと思います。
竹内
私も2年目はお客さまへの説明や会話のキャッチボールに苦労しました。要点を絞って伝える練習をする、自分はどのような考えで資料を作成したのか、どのような質問が来そうかを事前に整理しておく、などの工夫をしました。最初のうちは説明したことに対してお客さまから、「こういった観点では検討しなかったの?」などの質問をいただいたときに答えられず、上司に巻き取っていただくことも多かったです。そういった失敗をして徐々にできるようになっていったので、2年目当時は同じ悩みを抱えていましたよ。
櫻打
竹内さんでも、そういうときがおありだったのですね。意外です。
写真:対談の様子

自分のタスクからプロジェクトへと視野が広がる2年目。
プロジェクトの円滑な推進を意識して主体的に行動する3年目。

櫻打
他にも過去を振り返ってできなかったことが、今できるようになったという変化を伺いたいのですが、2年目から3年目の変化はいかがでしたか?
竹内
そうですね。2年目が「自分のタスクのみ見える」という視野で、3年目は「プロジェクト全体を通して仕事を見る」という視野に変わった印象があります。
2年目の状態を詳しく説明すると、「自分のタスクをうまく進めるためにはどうすればいいか」「次はどういった展開がありそうか」くらいまでは見えているという感覚です。対して3年目は「このあたりで作業負荷が高まりそうだから、今のうちにこの作業をやっておくべきではないか」「他の人のタスク状況を見て、何かお手伝いできることはないか」など、プロジェクトをうまく進めるためにどう動けばいいかという視点が加わるようになりました。
今は3年目なので、プロジェクトの推進により主体的に関わっていくことが求められていると感じます。まだまだ経験も浅く、能力不足な部分も多いですが、上司の指示をただ待つのではなく、お客さまとの次の打ち合わせにどのようなアウトプットが必要で、どのように作業を組み立てるべきか。自分なりの考えを持てるように、チャレンジしていく必要があると思っています。目に見える変化として、資料作成を例に挙げると、2年目は会議資料の1〜2パートを作っていましたが、3年目はまるごとひと会議分の資料を作ることも出てきました。
櫻打さんの1年目から2年目の変化もお聞きしてみたいのですが、いかがでしたか?
櫻打
はい。私も竹内さん同様に、視野の変化を感じています。例えば、1つの作業においても「おそらくこんなことに困りそうだから、時期を見て事前に上長にミーティングのお願いをしておこう」「お客さまからこういった指摘がくるかもしれないから、これも準備しておこう」など、気がつけるようになりました。1年目は、本当に指示を受けた自分のタスクをこなすことに一生懸命だったという印象がありますね。

問題の分解・整理やきめ細やかな心配りを間近で見せてくれる
上長がいるから、その職位や仕事ぶりが目標になる。

竹内
今後についてもぜひお話してみたいなと思うのですが、櫻打さんの直近の目標は、やはりプロモーションですか?
櫻打
はい。毎年4月と10月にプロモーションのチャンスがあるので、今はプロモーションに向けて、コンサルタントに求められるレベルの品質をさらに意識して仕事に取り組んでいます。竹内さんの目標もお聞きしていいですか?
竹内
私はコンサルタントとしてまずは一人前になることが直近の目標ですが、自分で判断・思考できる範囲を広げて、シニアコンサルタントになることをめざしたいと思っています。例えば、現時点だと会議が終わった後、次の会議に必要な資料と準備作業の進め方は、上長と密に相談しながら決めています。しかし、シニアコンサルタントをめざすには、次の会議に向けたアウトプットや作業の進め方をある程度自分でイメージできるようになる必要があるのではないかと思っています。また、シニアコンサルタントは自分の下にメンバーがつくことも多くなるので、今後はマネジメントに関しても少しずつ意識していく必要があるとも思っています。
櫻打
どなたかロールモデルとなる方は、いらっしゃるのですか?
竹内
ロールモデルは、私がプロジェクトを2つご一緒したシニアマネージャーです。非常に視野が広く、きめ細かな気遣いや先読みができる方で、お客さまからの信頼も厚い方です。仕事を間近で見せていただいたので、まだまだ程遠いですが、少しでも上司のような存在に近付けるように見習っていきたいと思っています。櫻打さんも目標とする方はいらっしゃいますか?
櫻打
私も、長い間プロジェクトをご一緒させていただいた上長を目標にしています。曖昧な状態から問題を具体化するスピードが圧倒的で、議論についていけず何度も驚かされました。また、私がずっと担当してきた政策提言AIというツールは、テーマやお客さまが変われば使い方も大きく変わるものなので、各業界へのキャッチアップが必要です。そのキャッチアップや、領域ごとに合わせた使い方の提案も非常に速く、めざしたいと思わせてくれる仕事ぶりを尊敬しながら拝見していました。

若くして“ビジネスを動かす”体感が得られる環境。
だからこそ主体性を持って動ける人が求められる。

竹内
櫻打さんから見て、他企業と比べて日立コンサルティングが優れていると感じる点はありますか?
櫻打
はい。それぞれに合った、ワークライフバランスを調整しながら働く、多様なロールモデルがいることですね。さらに、今は勤務する場所に関して選択肢が広がったため、今後どんな変化が起こっても、働き方の調整ができそうと思えるのは良い部分かと思います。
また、リモートワーク支援制度という福利厚生制度があるのですが、住宅・光熱費・携帯代・引っ越しの初期費用など、さまざまなものに使える点もありがたいですね。制度面以外でも、指導の丁寧さや個人の関心に沿いながら幅広い仕事に触れる機会をもらえる点が、素晴らしいと思います。竹内さんは日立コンサルティングの環境について、どう感じていらっしゃいますか?
竹内
幅広い案件に携われる楽しみがある点も、個人的には魅力だと感じています。一般的なコンサルティングファームだと、しっかり分野が分かれていますよね。ただ、日立コンサルティングでは、事業企画や業務改革、PMOなど幅広いプロジェクトを経験できます。
また、1年目から様々なチャレンジができる点も、大きな魅力です。日立コンサルティングであれば、1年目から議事録作成などの基礎スキルを身につけながら、資料作成やお客さまへの説明などに挑戦することも可能です。私も上長からの丁寧なサポートをいただきながら、様々なタスクに挑戦させてもらいました。
1年目から様々なタスクにチャレンジができるという点は、今後の社会人人生に大きく影響してくると感じますね。こういった特徴を持つ当社には、どんな人が向いていると思いますか?
写真:竹内 惇人
櫻打
ひとことでいえば、主体性のある人だと思います。基本的に少人数でプロジェクトに入るので、新人であっても指示待ちでは仕事が進みません。例えば、「この先はどんなタスクが必要になるか」などを自ら考えて上長に提案したり、「このタスクは上長や先輩がやってくれるだろう」ではなく、自分なりの考えを持っておき、仕事を任せてもらえたときに備えたりなど積極的に考えられる人であれば、どんどん成長していけると思います。
また、フレキシブルに働ける環境なので、一日デスクに張り付いて仕事をするよりも、散歩して気分転換してから仕事に取り掛かったほうが良いパフォーマンスが出せるなど、自分なりのスタイルを見つけられる方も向いていると感じます。竹内さんはどう思われますか?
竹内
最後までやりきれる責任感を持った人が向いていると思います。コンサルタント全般でいえば、知的好奇心が旺盛な人ですかね。
櫻打
確かにそうですね。プロジェクトが未経験の分野であることも多いので、キャッチアップは大変ですけれど、それを楽しんで取り組める人が向いていると私も感じます。
竹内
向いている人のハードルが上がりすぎたようにも感じますが(笑)、新しいものを知るのが好き・自分で考えるのが好き・物事を追求するのが好きという特徴を持っている方なら、上司のサポートを得ながら、楽しみつつ成長していけると思います。
櫻打
はい、新卒としては、その資質があれば十分だと私も思います。今日は貴重なお話をありがとうございました。
竹内
こちらこそ、ありがとうございました。
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