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新卒採用特集

現状に満足せず、
相手の期待を超えること。
入社2年目の今、その積み重ねが
仕事の広がりに
反映されてきている。

スマート社会基盤コンサルティング第2本部
/アナリスト
2021年4月新卒入社 櫻打 鈴子

写真:櫻打 鈴子

入社の決め手は、公共事業に携われる業界と上司の人柄の2つ。
自分のやりたいことに携われる喜びを感じている。

私自身、就職活動の初期は幅広い業界を見ていたのですが、中盤以降はコンサルティング業界に絞って選考を受けました。もともと、私には性別や居住地などによらず、必要な商品・サービスに手が届く、人生や働き方の選択ができる社会を実現したいという思いがありました。コンサルティング業界に絞ったのは、就職活動をしていくなかで、自分の思いを実現する手段として「公共サービスを充実させて確実に人々に届ける支援」、「交通・教育など1つの領域や特定の自治体によらず、幅広い支援」をしたいと考えるようになり、「これらすべての条件を満たせる関わり方がコンサルティング業界であればできるのではないか」と感じたことがきっかけです。

業界のなかでも日立コンサルティングを選んだのは、最終面接でお会いした今の上司である本部長のような方と一緒に働きたいと感じたから。選考で「自身が関心を持っている社会課題について述べる」という設問に回答した際、「本当に解決したいと思っているんだね」と私が高い関心をもっていることに対して、深い共感を示してくださいました。ベテランの社会人の方にそう言っていただけたことが非常に印象深く、嬉しい思い出になったと同時に、入社の決め手となりました。

入社後は半年の座学・OJT研修を経て本配属となり、以来一貫して政策提言AIというツールを用いたコンサルティングサービスのプロジェクトに携わっています。政策提言AIというツールはこの不確実な時代において、将来考えられうる未来のシナリオ・未来像をいくつかシミレーションし、お客さまがよりよい未来に進むための意思決定を支援するというツールです。このプロジェクトは、政策提言AIで使用するモデルのモデルづくり・シミュレーション実施・データの読み解きという3つのフェーズを半年ほどのスパンで進めていきます。私が最初にアサインいただいたのは、ある地方都市の自治体の政策提言AIプロジェクトです。

自治体は8〜10年先を見据えて総合計画というものを立てるのですが、その自治体も総合計画を立てるにあたって、政策立案の参考とするためにご依頼のあったプロジェクトでした。先程お話したすべてのフェーズに関わっていたのですが、主に行っていたのは・係数設定などのモデル作成・打ち合わせのドキュメント作成・報告書などの最終成果物の作成です。具体的には、社会を表す指標間の因果関係、例えば高齢人口が増えると要介護者が増えるなどの因果関係に強さ等の数字を設定する作業や、打ち合わせ議事録の作成のほか、自治体向けの雑誌「ガバナンス」に本事業の成果を寄稿する文章執筆なども担当しました。

「自分の仕事」から「お客さま」へ。
視野の広がりによって感じた2年目の成長。

私はまだ2年目と経験が浅いのですが、これまで取り組んだなかで一番成長を実感できているのは、今取り組んでいるプロジェクトです。プロジェクト推進にあたって、依頼された仕事を早く・高い質で提供するといった視点だけでなく、視野を広く持てるようになってきたためです。上司からの具体的な指示の他、打ち合わせの前にどういったことが不安・リスク要素になるか、お客さまからどういった指摘を受けそうかといった点も含めて検討し資料を作成。作った資料のレビューを上司にいただいて、持ち込むようになりました。また、お客さまの前に立って話す機会をいただくことも、増えてきたと感じます。

こうした成長を実感できているのは、初期に週報という短期スパンで自分の仕事を振り返る習慣が作れたからだと思っています。本来、本配属になったタイミングで週報はなくなるというルールでしたが、自分自身の振り返りと上司にも自分の現在地をお知らせすることの意義を感じ、週報の延長をお願いして半年間続けさせていただきました。週報で今週できたこと・できなかったことを振り返り、上司からもレビューをいただけたことで、ドキュメントの作成スキル向上はもちろん、視野の広がりにも変化が出てきたように感じます。

今、私が日立コンサルティングで働いていて恵まれていると感じるのは、自分の関心あるテーマに取り組めていることと、その環境を上司が整えてくださっているという点です。関心あるテーマに関しては、政策提言AIなど社会課題解決に関わるプロジェクトにアサインいただいています。また、私はもともとジェンダーに興味を持っていたのですが、それに関しても、社内の女性活躍・ジェンダーをテーマに取り扱うチームの定例に入れていただくなどのご配慮をいただいています。本当に貴重な機会をいただけていることに、感謝しています。

他社の経験がないのですが、ここまで部下の意思を理解し、それをできる限り叶えてくれようと動いてくださる企業はあまりないのではと感じますね。

アナリストの仕事は、「上司の期待をどれだけ超えられるか」
失敗をしたからこそ、価値提供への意識を強く持つようになった。

今私はアナリストとして「上司の期待をどれだけ超えられるか」を、意識して働いています。というのも、アナリストは上司の示す方向性に向けて仕事をするのが役割であり、新人として今後の成長角度の基準を決める段階にいると考えているからです。

以前「アナリストとしてはもう十分な働き」と評価を頂いたことがあるのですが、それは一番低いハードルをこなせただけで、意外性はないわけですよね。コンサルタント・シニアコンサルタントと昇格していくごとに、ハードルが非常に高くなっていくので、アナリストは上司から「想像以上の働きをしてくれた」と評されるのが理想だと思っています。

こうしたことを意識するようになったのは、以前お客さまから勉強不足な点をご指摘いただいたことが影響しているかもしれません。アナリストとして自分なりに資料を作成してプレゼンしたのですが、新しい領域に関する知識・勉強不足によってお客さまの思い描いている理想に近づけるものをご提供できませんでした。この失敗により、初回からお客さまの求めるイメージに近しいものを出し、価値を提供しなければならないことを痛感しました。そこから上司にサポートいただき、より先回りした準備を心がけ、レビューをいただいて初回から価値提供できるように取り組んでいます。

焦りや不安に囚われすぎず、できないことをまず認める。
そして着実に一歩一歩、足を進めることが成長の近道。

社会人2年目の私から就活生の方にお伝えしたいのは、よく言われることかもしれませんが、「最初から業界を絞り込まずに広く見ておくこと」をおすすめしたいです。特にコンサルティング業界の場合、お客さまの業界は多様です。社会人になってから初めて情報を収集するのではなく、学生の就活時期に情報を仕入れておくことで、新たに手に入れた知識と結びついて点と点が線になるタイミングが訪れ、キャッチアップしやすくなるのではないかと思っています。

また、最初のうちは仕事ができないという焦りや不安が生じるものなので、必要以上に焦りや不安に囚われないことは重要です。それよりも自分は何ができて何ができないのはという自分の現在地をよく認識して、着実に一歩一歩進めることが成長の近道になるのではないかと思います。
ぜひ自分の志向に合う企業を見つけて、仕事を楽しみながら働ける環境を手に入れてほしいと思っています。

Schedule参考:わたしのスケジュール例

プロジェクト全体と週間のスケジュール
ある月曜日のスケジュール

これまで関わった政策提言AIのプロジェクトは、大抵半年間というスケジュール感でした。政策提言AIの取り組みはモデル作成・シミュレーション・読み解きの3つのフェーズに分かれていて、最初のモデル作成が3ヶ月、シミュレーションが1ヶ月、結果の読み解きに2ヶ月合計で半年程度です。

そのうちシミュレーションと読み解きの2,3ヶ月のうち、1週間を切り出してご紹介します。毎週ではなく隔週で打ち合わせが発生するくらいの開催だったので、打ち合わせの資料作りや議事録作成の週と、決まった内容で作業を行うという週に分かれているような形でした。月・火に木曜にする打ち合わせの資料作成をして、水曜に最終確認や事前送付を行い、木曜に打ち合わせをして合意が取れた内容があれば、金曜にその対応と議事録の作成という形で1週間が終わります。

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