ページの本文へ

Pickup Teams #01


広告業界から転身。
いまサステナビリティ領域で
コンサルタントとしての
自分の強みを構築中。

社会DXディビジョン テクノロジー戦略コンサルティング部 
シニアコンサルタント
2020年入社 岸本 秀二郎

写真:岸本 秀二郎

データ分析による課題解決を、もっと大きなスケールで
手がけてみたいとデジタルエージェンシーから転職。

日立コンサルティングに転職する以前は、大手広告代理店系列のデジタルエージェンシーに5年ほど勤務していました。私は大学院で心理学を専攻し、そこで分析ツールを用いて人の行動を数値化していくことに興味を持ったのですが、そうした経験から、データを駆使して生活者の行動に影響を及ぼすような仕事がしたいと、デジタルエージェンシーに新卒で入社しました。前職では、顧客のECサイトのデータを分析して売上拡大のためのマーケティング施策などを企画立案したり、テレビCMやネット広告、OOH(屋外・交通広告)など複数の媒体を使って広告効果を最大化するメディアプランニングに従事していました。

データを分析し、課題解決のためのロジックを組み立てていくのは非常に面白かったのですが、近年は個人情報保護の規制が厳しくなり、分析に有効なデータをWeb上で収集しにくい状況になっていることや、顧客やエージェンシー側でデータを持っていない/取ることができないという場合も多く経験しました。また、デジタルエージェンシーでは、カウンターパートがマーケティングの部署であり、提供するソリューションが限定されることにも物足りなさを覚え、よりスケールの大きな仕事ができるコンサルティングファームへの転職を意識するようになりました。リアルも含めてもっと豊富なデータを扱うことができ、かつ、マーケティングのみならず広くビジネスに関われる場を求めて転職活動を進めていたところ、巡り合ったのが日立コンサルティングでした。

さらに別のアプローチから自分の幅を広げたい。そんな思いを抱いていたところ、新たなチャンスが。

当社への転職を決意したのは、面接を通して実直で誠実な印象を受け、また、お会いした方々が魅力的で一緒に働いてみたいと感じたことでした。そして、日立グループが持つリソースを活用できるポジションにあり、実ビジネスでの事例をコンサルティングに活かせるのが面白いと感じたからです。

入社後は、DX推進をコンサルティングする部門に配属となり、前職で培ったデータ分析の知見を活かしながらプロジェクトに参加しました。大手通信会社をクライアントに、数理最適化技術の活用による倉庫内物流の最適化や、あるいは倉庫内の状況を仮想空間で可視化するデジタルツイン推進のための要件定義や、PoCなどに携わりました。さらに、日立グループ内でさまざまに存在する最適化サービスを統合するブランディングとマネタイズの戦略策定にも関わりました。

こうしてデータ分析を軸にコンサルタントとしてのキャリアを高めてきましたが、DXを推進する上ではITシステムを絡めることが多く、その要件定義は正直、私が志向する領域ではありませんでした。そろそろ別のアプローチから自分の幅をもっと広げたいと考えていたところ、社内でSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)領域を手がけるチームが新たに立ち上がり、マネージャーから「参加しないか」と声をかけていただいたのです。まったく未知の領域でしたが、新しい世界を経験するチャンスだと2022年からチームに参画し、それ以降、サステナビリティに関するコンサルティングに奮闘しています。

やりたいことは、自ら発信すれば実現できる。
「この領域なら岸本だ」と認められる存在に。

サステナビリティ関連のコンサルティング案件で最初に関わったのは、間接材のECを展開する企業のサステナビリティ調達のガイドライン作成と、その運用・開示方法の検討。当社にとっても新しいチャレンジであり、必要な知見をキャッチアップするのには苦労しましたが、それは裏返せば、ここで成果を上げればサステナビリティ関連で社内のオーソリティになれるということ。それをモチベーションに懸命に思考を重ね、お客さまとも活発に議論し、あるべき姿に導くことができました。その後も、大手企業のお客さまが提供するサービスが、どのぐらいのCO2削減効果を見込めるのかを調査・分析する案件などを担い、サステナビリティ領域での経験値を高めています。

当面は、今後ますます重要視されるこの領域を究めて、データ分析に次ぐ自分の強みにしたいと考えています。サステナビリティに関することは、企業に求められる基準が絶えず変化しており、まだ確かな正解がありません。それをお客さまと一緒に作り上げていくことに、とてもやりがいを感じています。日立コンサルティングは、自分のやりたいことを訴えれば、それがかなえられる機会に溢れています。私のようにコンサルタント未経験で入社した若手にも裁量を委ねてくれる。こうした環境を存分に活かして、将来的には「このテーマなら岸本だ」と周囲から認められるプロフェッショナルな領域を築き、経営視点からお客さまを支援できる人材になりたいと思っています。

メッセージ

私はコンサルタント未経験で当社に転職しましたが、自分が何を知らず、何ができないのかをきちんと理解した上で、素直に新しい知識を吸収しようという姿勢があれば、十分に活躍できると感じています。上司となるマネージャーの方々はみなさんフレンドリーで、コミュニケーションがとりやすく、わからないことがあれば気兼ねなく質問できます。若手のコンサルタントの声にもきちんと耳を傾けてくださり、自分がやりたいことの筋が通っていれば、チャレンジできる機会を与えてくれます。

また、こうした分野に興味があると日常的に上司に伝えておくと、それを考慮してくださって、興味に沿ったプロジェクトにアサインしてくれる。自分次第でどんどんキャリアを豊かにできる場ですので、みなさんもぜひ日立コンサルティングで成長してほしいと思っています。

Back to index