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Pickup Teams #02


公務員からの転職。
コンサルタント未経験で
入社しても、しっかりと
成長できる環境がある。

イノベーション&ストラテジーディビジョン 
アナリスト
2022年入社 泉原 日奈子

写真:泉原 日奈子

新しい挑戦がしたいとコンサルタントを志望し、
充実した教育環境で社会貢献度の高い当社を選択。

私の前職は公務員です。大学時代は薬学を専攻していましたが、就職にあたっては、個別の企業の利益を追求するよりも社会全体の利益に貢献したいという思いから、公務員試験を受験して地方自治体の医薬衛生行政の専門職に就きました。
入職後は保健所に勤務し、医療機関や薬事施設の開設、運営に関する相談や審査を担うとともに、医療法や薬機法などの医薬関係法令に基づいた調査や指導などに従事していました。しかし、キャリアを積むにつれて、次第に自分が置かれた状況にもどかしさを感じるようになっていきました。医薬に関する行政は、法律などによる規制の壁があり、医療事業者の方々の考えを実現するのが難しいケースも多い。なかなか力になれないことにやるせない気持ちが募り、一度この職から離れて新しいことに挑戦してみたいと転職を考えるようになりました。

コンサルタントに興味を持ったのは、前職で医療行政に携わった経験を活かしつつ、社会に対して良い影響を与えられる仕事ができるのではないかと考えたからです。転職先を選ぶにあたっては、外資系のコンサルティングファームは即戦力が求められるイメージがあり、私が理想とする働き方とは異なると感じました。一方、日系企業である日立コンサルティングは教育環境が充実しており、また、取り組んでいる案件も社会貢献度が高いプロジェクトが多いと知って志望。面接でお会いしたコンサルタントの方も元放射線技師で、医療業界の課題感などを共有することができました。ここなら私も活躍できそうだと大いに魅力を覚え、入社を決意しました。

デジタル技術を活用した新規事業創出支援に参加。キャッチアップしながら少しずつ私なりの成果を。

まずはアナリストとして多様な案件に関わってコンサルティングのスキルを磨いていくという目的で、先進のデジタル技術を活用した新規事業創出を支援するプロジェクトにアサインされました。これは、日立製作所の生体認証技術を用いて開発された「デジタルアイデンティティプラットフォーム」によって新たな顧客体験を提供しようというもので、公共系の事業を営む企業のお客さまと一緒に新規事業を構想し、実証を進めています。私はマネージャーのもとで資料の作成などに携わり、お客さまとの定例会議にも参加。触れるものすべてが私にとっては未知の世界で、常に新しいことを学んで吸収しなければなりませんでしたが、マネージャーをはじめプロジェクトに関わるコンサルタントの方がしっかりとコミュニケーションをとってくださり、何とかキャッチアップしていきました。

まだまだ勉強中の毎日ですが、少しずつコンサルタントの仕事の面白さを感じ始めています。今回、お客さまと一緒に起ち上げている事業は、新しいビジネスモデルを採用しており、先日、その特許申請のための書類の作成を託されました。特許に関する知見はありませんでしたが、前職での公務員時代、医療事業者の方からのさまざまな質問に、法律や事例を調査して適正な解を導き出していく経験を重ねており、そこで身についた姿勢を活かして業務を遂行。私のアウトプットに対してマネージャーからたいへん評価いただき、その時は嬉しかったです。こうしてプロジェクトに少しでも貢献できていると実感できることに、いまはやりがいを覚えています。

ここには「人を育てる」文化が根づいている。
ゆくゆくは医療課題の解決にも貢献できる人材に。

コンサルタント未経験で入社し、ビジネスの知識やプレゼンテーション、ファシリテーションなどの能力も未熟なままキャリアをスタートした私ですが、周囲の人に恵まれて成長させてもらっています。お客さまとの新規事業構想の議論においても、マネージャーから「コンサルタントの経験など関係なく、いま創ろうとしているサービスが本当に世の中の役に立つのか、一消費者として純粋な意見を出してほしい」と促され、私なりに存在価値を発揮しています。日立コンサルティングには「人を育てる」という文化が根づいていて、いまの私のステージに合わせた成長機会を与えてくれて、長い眼でキャリアアップを支援してくれているように感じています。

現在、世の中にインパクトを与えるような新規事業を、最初から最後まで関わって創り出すことを経験しており、今後の私にとって貴重なキャリアになると感じています。まずはこのプロジェクトできちんと成果を上げて、新規事業の成功に貢献することがいまの目標です。そして将来的には自分の専門であるヘルスケアの領域に、チャンスがあれば携わってみたい。いまのプロジェクトで扱っている、デジタル化された個人の情報をもとに新たな顧客体験を提供する「デジタルアイデンティティプラットフォーム」は、ヘルスケアの領域でも大いに活用できる可能性を秘めています。こうしたデジタル技術を駆使して、かつて私が感じていた医療の課題を解決することに貢献できるような、そんな役割を担えるコンサルタントをこれからめざしていきたいと考えています。

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