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Pickup Teams #02


先進技術を駆使して
課題解決型の新ビジネスを創り、
社会をより良く変えていく
役割を担いたい。

イノベーション&ストラテジーディビジョン 
シニアコンサルタント
2017年入社 石川 達也

写真:石川 達也

国立の研究機関での経験から研究職でなくコンサルタントを志望。
なかでも若いうちから裁量を持てる当社に惹かれた。

私は理系出身です。大学院で生物学を専攻し、当初は研究職を志向していましたが、院生時代に自然科学系の国立研究機関へ研修生として赴く機会があり、そこでの経験がコンサルタントを志望するきっかけになりました。学術研究の分野では本当に優秀な研究者の方々が在籍されています。しかしそういった優秀な研究者の方々が研究ではなく資金や理解を得る活動に奔走しており、自分の研究がなかなか進まなかったり実現しなかったりということがありました。そんな現状を目の当たりにして「これは社会にとって非常にもったいないことだ」と強く感じたのです。そんな問題意識から、自ら研究に取り組むよりも、最先端のテクノロジーをビジネスに繋げることをやりたいと思うようになり、その役割を担うことができるコンサルタントという仕事に興味を持ちました。

なかでも日立コンサルティングを選んだ理由は、大きく二つあります。ひとつは、就活中に当社の社員の方々との交流を通して、若いうちから主体的に活躍できる企業だと感じたからです。他の大手のファームと比べると、いわゆるジュニアクラスのコンサルタントも大きな裁量を持ち、自分の仕事を作業ではなく役割や価値でお話されている様子がうかがえていました。また、自分が担当している案件だけではなく、社内で他にどんな面白い案件が動いているのかも理解されていて、みなさん広い視野をもって仕事に取り組まれていることにも好印象を持ちました。

そしてもうひとつは、日立製作所のR&D部門や、日立グループのネットワークを活かしてベンチャー企業の方々とも協業する機会が多いと聞き、そこに大きな魅力を感じました。常に新たなテクノロジーに触れられるポジションで、どうすればそれが事業と結びつくのかを考え、自らが企画したことを世の中に発信して社会に貢献する。そんな仕事をしたいと思い、日立コンサルティングを志望しました。

ロボティクスを活用した新規事業創出の支援やスマートシティの構想策定など、興味深い案件を次々と経験。

現在、私が所属しているのはイノベーション&ストラテジーディビジョンです。ここは、ビジネスとテクノロジーとデザインとを掛け合わせて、業種横断的に企業の事業変革や新規事業創出の支援を実施している部門であり、入社以来、私は一貫してこのコンセプトでのコンサルティングに携わっています。
入社して最初にアサインされたのは、大手製造業の新規事業立ち上げを支援する案件でした。ロボティクスを活用して高齢者の生活を支援するサービスを創るというプロジェクトで、上司であるマネージャーと一緒に参加。私が望んでいたテクノロジーをビジネスに繋げる案件に関わることができ、大いにモチベーションが上がりましたし、早々に自分の裁量で仕事を進める機会も与えてもらいました。上司の指導も自分に合った形で行っていただけたため理解も進み、資料の作成を託され、クライアントへのプレゼンテーションも自ら担当。要求されるレベルは高かったものの、新規事業創出をリードする仕事を1年目から自分でドライブできる恵まれた環境で、一気に成長できたように思います。

以降も、興味深い案件を次々と経験することができました。たとえば、日立製作所のR&D部門と連携し、スマートシティの事業構想の策定にも参加しました。我々が立てた構想に、東南アジアの大手デベロッパーが関心を持ち、同社が開発する複合施設をスマートシティ化するプロジェクトも支援しました。コロナ禍になる前には、海外にもたびたび出張してデベロッパーの方々と議論やワークショップを重ね、どんな仕組みを導入し、どんな体験を提供するべきか、顧客価値のデザインと、価値のビジネス化を実現するためのコンサルティングに奮闘していました。残念ながらコロナ禍の影響でプロジェクトは中断していますが再開した折には、構想した街を実現させるところまで関わりたいと思っています。

たとえば、デジタルアイデンティティの社会実装。
本当に世の中の仕組みを革新する仕事が、ここならできる。

私は5年目にシニアコンサルタントに昇格し、さらに大きな権限と裁量をもってコンサルティング案件を推進できるようになりました。当社は役職で業務を限定しておらず、やりたい意欲があれば、たとえ若手であっても、マネージャークラスが担うような業務をやらせてもらえます。こうして早いうちから高いポジションのスキルにチャレンジできることも、当社でキャリアを積む大きな魅力だと思います。

そして何より、日立コンサルティングならば本当に社会を変えていくような仕事ができる。たとえば最近携わったのは、日立製作所が開発した指静脈認証システムを活用して、デジタルアイデンティティによる本人確認や決済などを可能にするプラットフォームの事業化構想の策定。このプラットフォーム上でどんな価値を提供できるのかをデザインし、都内の大手ホテルに提案して実証実験を行いました。そして、実験結果を報告する際、わかりやすくインパクトもってプレゼンテーションしようと敢えて動画を制作しました。動画による成果物のアウトプットは当社でも初の試みであり、非常に好評で、このプラットフォームの意義を存分に訴求できたと思っています。このデジタルアイデンティティが社会で一般化すれば、人々の暮らしが劇的に変わる。自分がその力になっていることに、とてもやりがいを感じています。

これからも私は、新しいビジネスの創出やお客さまの課題解決を起点に先進のテクノロジーを使いこなすことで、新たな価値を生み出していくことを追求したいと思っています。当社でコンサルティングに携わり、さまざまな企業と関わるなかであらためて感じるのは、世の中にはさまざまな分野で高い能力を持つ方々がたくさんいらっしゃるということ。そうした人たちが100%以上の力を発揮できるように、より良い社会を実現していくための方法を示していく。そんな役割をこれからも担うことができればと考えています。

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