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Pickup Teams #04


クライアントのDX人財を
育てる組織で、
自身も
「DX推進コンサルタント」
へと育つチャンス。

インダストリートランスフォーメーションドメイン
企業革新DXディビジョン
全社DX改革チーム ディレクター
2005年入社 笹田 剛宏

写真:笹田 剛宏

クライアントのニーズに応え、
DX推進をリードする人財を育てていく

私がディレクターを務める「企業革新DXディビジョン」では、日立グループも含めた大規模製造・流通業クライアントの“企業革新”をサポートしています。ディビジョン内には大きく3つのチームが置かれていますが、その中の1つが、私がリーダーを務めさせてもらっている「全社DX改革チーム」です。我々のチームでは、個別のDX案件を支援するだけに留まらず、業務改革や新事業・サービス企画といった“DX”を、クライアント自らが連続的・継続的に生み出していけるような“仕組み”を構築する支援を行っています。その中でも、「社内でDX推進をリードできる人財を育成したい」という要望を、最近では特に頂く事が多くなっています。

ともすると「クライアント内でDX推進人財が育成されてしまうと、コンサルの役割がなくなってしまうのでは?」と思われがちですが、決してそんな事はありません。DX人財育成を支援する過程で、クライアントのDX戦略の立案や実現を長期的に支援させていただくことになりますし、クライアント内でDX人財が育てば、新たなDXを推進するための“強い力”が生まれます。その力が後押しとなり、より一層スケールが大きく、難易度の高い課題に取り組むDXプロジェクトが創出され、これらの企画・計画・推進を、育ったDX人財の方と力を合わせ、我々が支援させて頂く。まさに「企業革新のパートナー」という役割を私たち日立コンサルティングが担えるという、大きなやりがいにもなると感じています。

近年、DX推進へのニーズはどの業界でも高まっているうえに、総じて“人財”に課題を抱える企業が増えています。ビジネスチャンスは大きいジャンルと言えますし、もちろん他のコンサルファームと案件獲得を競い合うシチュエーションも出てくるのですが、自社も含めた、日立グループ内で培った実績やノウハウは大きなアドバンテージになると確信しています。「うちの会社でも、あなたや、あなたの部下のようなDX推進人財を育てることが目標」という言葉をお客さまから頂くことがありますが、それが一番の誉め言葉だと感じています。

“人”を諦めない日立グループで、「コンサルタント」に成長する日々を

私たちがクライアントに提供している人財育成ノウハウは、もともとは日立コンサルティング内において体系化されたものをベースとしており、入社される方々はOJTとOFF-JTの組み合わせによる「コンサルタント育成メソッド」を体感していただくことができるのではないでしょうか。

具体的には、“コンサルティングの進め方(=技法)”や“技法の活用に必要なスキル・知識”を学び、それらを実案件の中で繰り返し活用し、失敗と成功を繰り返しながら本当の意味で自分のものとしながら、成長していくことをめざしています。また、その成長を確実に実現していくために、プロジェクトにアサインされる際は、技法・スキル・知識の体系をベースに、メンバー一人ひとりの状況に合わせた目標を設定。一定期間毎に所属組織の上司と面談をしながら、それまでの振り返りや評価、目標の再設定をしていきます。

私自身はディレクターとして“育成メソッドを実践する側”となりますが、意識しているのは「できる限り客観的に、メンバー一人ひとりにとっての“理想の成長曲線”をしっかり描くこと」です。チームの管理職で分担し、各メンバーと月に1回は1on1ミーティングを行い、仕事上での悩みや将来のビジョンをヒアリングしたり、時には雑談の中で思考を紐解いたり、そして上司側からも今後のキャリアステップを指し示していきます。話し合い如何では、参画するプロジェクトを調整するケースも。「どんな仕事に携わることが、メンバーのキャリアにとってベストか」。その答えを導くのは簡単ではないですが、常に頭を働かせているところです。

これは恐らく、私だけが行っていることではなく、日立コンサルティングで出会う“すべての上司・先輩”に共通する部分だと思います。なぜなら、かつては私も上司に導いてもらった一人だから。労を惜しまずに上が下を育てるのは「日立の文化」と言えますし、今後も変わらないことではないでしょうか。

確かなコンサルティング技法や、長年の実績に裏打ちされたこの育成メソッドは非常に貴重なノウハウだと考えています。そして、それは「自社だけでなく日本企業全体の成長のためにもっと幅広く使われていくべきもの」だと捉えています。

先進的なプロジェクトに触れながら、
キャリアを明るく照らしていく

今後、思い描くこととしては、クライアント自らがDXを連続的・継続的に生み出していける“仕組み”の構築、つまり企業革新の支援ノウハウについて、より体系化・先鋭化させていくことができればと考えています。それはクライアントの成長にも直結させることができるものであると確信していますし、ひいては日立グループのビジネスの発展にもつながる好循環を生み出せると思います。また内側に目を向けると、チームのメンバー各々が目標を掲げ、そのうえで皆が“チームの一員であること”に価値を見出して動く、そんな組織ビルディングをさらに進めていきたいです。

現在、私たち日立コンサルティングでは日立グループ内外を問わず、数多くの案件で日々業務に取り組ませていただいております。そのような中でプロジェクトのアサインを検討する際には、様々な経験を通じて視野を広げて欲しいという想いから、日立グループ内の案件だけ・外部案件だけ、といった偏りが生じないように心がけています。特にグループ内案件では、日立という国内有数規模、かつ先進的な取り組みを進める企業グループの“改革”に触れ、様々な知見・経験を得ることができることから、コンサルタントにとってまたとない絶好の環境であるといえるのではないでしょうか。

そして幅広いスキルを磨いた先には、コンサルタントからシニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクターというキャリアステップが見えてきます。年齢・社歴にとらわれず、早期プロモーションもめざせますし、役割に応じてプロジェクトやチームを“動かす側”にシフトし、よりコンサルティングビジネスの醍醐味を感じられるようになるでしょう。成長過程にある組織で、自身の成長をも実現することができる、その醍醐味をぜひ実感してほしいですね。

メッセージ

お客さまからは「社員が皆、会社やチームに愛着を持っていますね」と言われることがあります。私自身が“愛着”をとても強く意識しているということはあまりないのですが、きっとこのように言っていただける背景には、当社が“Up or Out”ではなく、個を諦めず、人を大事に育てる文化で歴史を重ねてきたからではないかと思います。それこそ自身の役割を超えたところでも、後進の育成に注力する方が少なくありません。だからこそ、高難易度のプロジェクトや課題に向き合い、クライアントの成長のために高い価値を提供できるコンサルタントをめざし、自己成長に本気で挑みたいという方にとって、とても良い環境であることは自信をもってお伝えできます。

とはいえ、受け身のスタンスでは成長にはつながりません。キャリア入社であれば、これまでに培ったスキルや知見を発揮しながら、「自走すること」を心がけて欲しいと考えています。走るために必要なアイテムは全て揃っている会社、と捉えてもらえたら良いと思いますね。

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