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書籍出版のお知らせ

2017年7月27日

書籍「地方創生は日本を救うか KPIランキングで読み解く日本の未来」出版のお知らせ

当社は、社会的な課題の解決に向けて、地方公共団体や国の各種政策テーマに関する調査研究およびコンサルティングサービスを提供しています。その中でも、「地方創生」は重要なテーマの一つです。
本書では、全国47都道府県が地方版総合戦略で掲げている全KPIを抽出・分析し、高いKPI(目標値)を実現するために都道府県が行っている特長的な取組みを紹介しています。特長的な取組みを抽出する際には、個別の成功事例を深掘りする従来のミクロな視点ではなく、定量的なKPIを出発点としたマクロな視点を用いるという新たなアプローチを試みています。
ぜひ、ご高覧ください。

「地方創生は日本を救うか KPIランキングで読み解く日本の未来」

書名
地方創生は日本を救うか
KPIランキングで読み解く日本の未来
編筆者
慶応義塾大学環境情報学部 教授 小川克彦
日立コンサルティング 山口信弥
発行日
2017年7月31日
価格
2,160円(税込)
発行元
エヌティティ出版

概要

全国の地方公共団体は地方版総合戦略を策定し、定量的なKPIを定めてPDCAサイクルのもとに検証と改善を行いながら地方創生を推進している。
地方版総合戦略には多くのKPIが定められているが、同一のKPIであっても団体によってその名称や目標期間等はバラバラであるため、団体間でKPIやそのKPIを達成するための取組みを比較分析することは難しい。
そこで、各団体が定めたバラバラのKPIを比較分析し、他の団体よりも高い目標を掲げている団体や施策が分かれば、地方創生に有効な(特長的な)取組みを見つけられるのではないか、という本書のアイデアが生まれた。
本書では、都道府県の地方版総合戦略に定められているKPIを名寄せした上で比較分析し、いくつかの分野で高いKPIを定める団体に具体的な取組みをインタビューし、高いKPIを達成するための特長的な取組みを分析した。
従来の成功事例を個別に深堀するミクロな視点ではなく、KPIという定量的な指標からマクロな視点で特長的な取組みを抽出するというこれまでにない新たなアプローチを試みている。

KPIとは?

重要業績評価指標Key Performance Indicatorの略称。
目標の達成に向かってプロセスが適切に実行されているかどうかを計測する基準のこと。
マーケティングや営業ツールとして広く使われている。

目次

序章 地方の魅力は人だ─働き方,暮し方,生き方が変わる

第1章 KPIで読み解く地方創生

1.1 人口の現状
1.2 人口の将来展望
1.3 地方公共団体がKPIを設定した背景
1.4 KPIで読み解くことによる利点
1.5 KPIの分析方法

第2章 KPIの分析結果

2.1 主要なKPI
2.2 しごと・雇用のKPI
2.3 UIJターンのKPI
2.4 結婚・子育てのKPI

第3章 産業振興と起業はすべての基本だ

3.1 企業立地
3.2 創業支援
3.3 観光振興

第4章 地方に移住して魅力ある生活を

4.1 若者の定住
4.2 移住促進

第5章 行政も婚活に一所懸命

5.1 出会い支援
5.2 出生率の向上
5.3 子育て環境

終章 地方創生と日本の未来

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