ページの本文へ

CAREER UP
HISTORY

メンバーとともに
成長し、さらなる
高みをめざす

写真:田中 総一郎

2015→ 2024

田中 総一郎
デジタル社会基盤ドメイン パブリックデザインディビジョン マネージャー
公共領域の行政のシステム導入、オープンデータの推進支援から民間企業向けのAIガバナンスの導入等のプロジェクトに携わってきている。
2022年秋にマネージャーへと昇格。自身の成長と共にメンバーの育成にも力を入れている。

前回、
インタビューを
受けてから――

前回インタビューを受けたのは、入社して3年半ほど経った2018年の冬頃です。当時はコンサルタントとして、プロジェクト内の1テーマを任せてもらえるようになり、クライアントとも折衝を交わすようになる。そんな時期だったと記憶しています。プレイヤーとしては独り立ち、といったところでしょうか。自身がアウトプットした調査結果や施策案がそのまま評価につながりますから、相応の責任を感じていました。

インタビュー以降は、2019年の秋にシニアコンサルタント、2022年の秋にマネージャーへと昇格することができました。この事実だけを見れば、順調にステップアップしたという印象を持たれるかも知れませんが、私の中では特別なことをしたという感慨はなく、あくまで“その時のプロジェクトに全集中し、成功をめざし続けた”結果だと思っています。

日立コンサルティングに限らず、コンサルティングファームでは、役職ごとに求められる役割がありますが、上司のサポートの下、「一つ上の職位の役割を先行して経験し、スキルを磨く」という“助走期間”を十分持てたことは、有難かったですね。

マネージャーとして、
いかにメンバーに
活躍してもらうかを意識

マネージャーという立場に就くと、当然ではありますが、メンバーの育成やマネジメントというタスクが生まれます。私自身がそうしてもらったように、メンバー各々のスキルを見極めたうえで“すこし背伸びした役割”に挑んでもらうことを常としています。もちろん、はじめから完璧にできることは求めません。むしろ、できなくて当然というくらいのスタンスでメンバーに向き合い、必要なフォローやアドバイスを行い、一歩ずつ活躍の幅を広げてもらう。そんな育成面のスタンスを大事にしています。

また、マネージャーはプロジェクト全体の推進責任を負う立場になります。そのため、自分でできることは有限と割り切り、いかにメンバーに主戦力としてプロジェクトを推進していってもらうかを、より強く意識するようになりました。正直、メンバーに任せるより、多くの経験を持つ自分が対応した方が早くすむようなケースもあるわけですが、何でも自分でやってしまってはメンバーの成長につながりませんし、トータルで見た時に自分の首を絞めてしまう…。そのため、プロジェクトの要所は押さえつつも、メンバーをフォローする立ち回りをすることを心がけています。

自分自身の成長だけでなく、メンバーの成長やステップアップをサポートすることは、顧客のプロジェクトの推進および会社全体の成長にもつながる―――。それもマネージャーの役割と捉えていますし、このような発想は、前回インタビューを受けた時点では持っていなかったです。

仕事一辺倒ではなく、
自分の生活や家庭も
大事にする

他にも前回インタビュー時からの変化でいうと、メンバーとの触れ合い方はガラッと変わりました。コロナ禍を挟んだこともあり、リモートワークを併用する働き方へと移っていきましたが、その中でもコミュニケーションエラーにつながらないよう、対面・オンライン・電話・チャットなど、さまざまな手段を用いながら、きめ細かなやり取りを意識しているところです。

それと私自身のことでいうと、前回のインタビューからここまでの間に結婚し、子どもが生まれました。パートナーもフルタイムで働いていますので、お互いの出社日も踏まえて保育園の送迎を含む朝晩の家事・育児を分担して行っています。日立コンサルティングの場合、リモートワークだけでなく裁量労働制で働くことができるため、時間を有効に使うことができます。例えば、朝早く起きて仕事に取り掛かり、その後、子どもの朝食や園への送りを行い、戻ってきたら自宅で再び仕事に取り掛かる、といった具合です。日によって異なる部分は当然ありますが、フレキシブルに対応できるので、家庭と両立して働きたい方にもよい環境と言えるかと思います。

自身の周りでも女性社員だけでなく男性社員の育休取得が増えたなあという肌感があり、実際に数週間から数ヶ月取得する男性社員の方もいます。

志の高い
クライアントと共に、
社会貢献をめざして

プロジェクトの中身にフォーカスした話ですと、入社の段階で「公的なプロジェクトに携わり、社会に貢献できたら」という希望を持っていたのですが、まさにそれが叶ったキャリアとなりました。最近だと政府の国民向けシステムの導入支援といったプロジェクトに携わることができ、AIガバナンスの導入支援などで民間企業の案件も手がける機会に恵まれました。

様々なテーマのプロジェクトに携わり、実に多くのやりがいを得られましたし、特に公的プロジェクトで官僚と呼ばれる方々と接すると、本当に志の高い方が多いなと感じます。そんな彼らと一緒に取り組むプロジェクトでは特に、成果を多くの人々に還元したいと熱い気持ちになりますね。

今後に関しても、公的プロジェクトには挑み続けたいですし、官民問わず、社会的意義の大きな案件にトライすることはずっと目標であり続けるでしょう。そしてメンバーとも“世の中をよりよくする一翼を担うやりがい”を共有できれば、これ以上ない喜びです。

私のキャリアビジョン

入社した時に、とある先輩から「とりあえずマネージャーになるまでは、どんな事も乗り越えて続けなよ」と仰って頂いた言葉が印象に残っていて頑張ってきましたが、マネージャーとなった今は、もっとできることを増やしたいという思いがありますし、マネージャーになったからこそ、その先のキャリアも見えてきたという実感があります。

すぐに、という訳にはいきませんが、“プロジェクトを回す”というフェーズを超え、“プロジェクトをつくる”“プロジェクトをつかみに行く”ところまで到達するのが今の目標です。目の前のことに集中するため、あえて点を付けないようにしてきた部分もあるのですが、ここまでのキャリアを自己採点するなら70〜75点くらいでしょうか。まだまだ成長できればと思います。

それと仕事一辺倒ではなく、ワークライフバランスを保って長くキャリアを築いていくことも目標です。家族も持ちましたし、私が新人の頃に見たマネージャーは目まぐるしい日々を送っている印象がありましたが、今は先ほどお伝えしたとおり働き方も変化しています。自分自身がよりよいワークライフを示すことができたらと考えています。

Related tags関連タグ

Back to index