インダストリートランスフォーメーションドメイン
企業革新DXディビジョン
全社DX改革チーム シニアコンサルタント
2018年入社
山川 真依
業務改革や課題解決に向けたコンサルティングにおける汎用的かつ具体的な手法を備えている―――。
端的にこの言葉を発せるコンサルファームはなかなかないのではないか。というのが5年以上働いた今、頭に浮かぶ素直な感想です。
新卒入社で社会人歴も無い中での挑戦だったこともあり、“コンサルタントの仕事は簡単ではないし、一筋縄ではいかないだろう”という覚悟はしていたものの、想像以上に難易度が高い業務が多く最初は正直戸惑いました。スキル不足を痛感する局面もあったのですが、その都度、汎用的な手法が書かれたテキストを読みあさりましたね。周囲にも沢山頼らせていただきましたし、困難を打開するための支えがしっかりとあったからこそ、乗り越えられたのだと思います。もしも同じ仕事を1年目から他の会社でしていたら、と考えると、シニアコンサルタントとしてプロジェクトチームをまとめる立場で働くといった、今実現できていることは叶わなかったかもしれません。
また、汎用的な手法という“ロジカルな部分”にフォーカスするだけではなく、「目の前のお客さまや関係者にどう納得いただき、スムーズなプロジェクトの進捗につなげていくか」という、いわば泥臭い部分もコンサルタントとして大切な要素であるということを、働くほどに感じています。以前、日立グループ内での共通システム構築に携わった際には、ビジネスマインドが異なるグローバル各社からのデータ収集では、特にロジカルな思考とアナログな触れ合いの融合こそが大事であることを痛感させられました。悪戦苦闘したのですが、同時に「この経験を通じて得た知見や方法論は、他でも通用する貴重なものだ」という感想も持てましたね。
日立コンサルティングでコンサルタントとして働くならば、自走する力は必須ですし、高い裁量がある環境とはいえ、全てを自分勝手に進めていいわけではありません。「同僚との連携や共有は必須」、「お客さまとの密なコミュニケーションも必須」など、特別なことではないですが“当たり前”をきちんと押さえる必要があります。「大手グループのコンサルファームだし、スマートかつドライに取り組もう」という志向ですと、ギャップが大きいかもしれません。
一方、スマートな働き方を志向できる部分もあって、代表的な例としては、リモートワークを活用できる点ではないでしょうか。裁量労働でもあるため「やるべき事さえ進んでいれば、いつ、どこでやったかは問われない」環境であり、中にはフルリモートに近い方もいらっしゃいます。そのため、例えば育児と仕事を両立したいといった時でも、工夫次第で実現しやすい柔軟さがあると感じます。男女問わず、様々な先輩に触れていても「充実した生活があってこその仕事だから」という気持ちの方が多い気がします。
業務自体はプロジェクト単位で進んでいるので、それぞれ主体的に業務を進めつつも、互いに進め方を相談するなど遠慮なく“頼れる”部分があります。甘えすぎてもいけないとは思いますが、Up or Outではないことに安心感を抱いて働けるのではないでしょうか。
今後の目標という視点でいうと、「どんな領域のプロジェクトも主体的に動かし、クロージングまで完結させられる」自立したコンサルタントをめざしたいです。頼れる部分が多い組織だからこそ、自分自身が“頼られる存在”にまで到達したいという気持ちがあります。またジェネラリスト志向は基本としつつも、私の場合はIT部門における課題解決に複数携わってきたので、専門性も磨いていきたいです。
このような思考に至ったのは、随時、上司がキャリア面でのアドバイスを送ってくださること、“ロールモデル”になってくださる先輩がいることなど、長期就業を前提とした育てる文化が醸成されている当社だからこそ。次に続く存在になりたい、と自然に思わせてくれる環境です。きっと上司と呼ばれる立場の方々が、穏やかなマインドを備え、心地よい空気感が組織内に広がっていることも大きいのだと思います。
ですので、これから当社に加わってくださる方にも、誠実な人間性は求めたいですし、加えていうなら“知的好奇心を備えていること”も大事だと思います。全てではないですが、数ヶ月単位で完結するプロジェクトも多いこともあり、次々と“やるべき事”が変わっていきます。自分の興味があることだけやっていたい、ではなく、初めての領域だけどこれも挑戦したい、という欲張りなところがある方には向いていると思います。
私の場合、留学経験もあったことで海外志向が入社するまでは強かったんです。ただ今は、その志向だけではなく「もっと様々な事に挑戦し、視野を広げて、まだ見ぬキャリアを歩みたい」という気持ちが生まれています。