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Pickup Teams #05


1千万人超のインフラを支える
ビッグプロジェクトを
動かすのに必要なのは、
「人に寄り添う姿勢」と
「考える力」です。

A.N
2017年入社
社会イノベーションドメイン
社会DXディビジョン
マネージャー
2017年1月の入社以来、一貫してエネルギー領域のコンサルティング業務に従事。2022年にマネージャー職に昇格し、現在は国内大手エネルギー企業のシステム刷新プロジェクトにクライアントの業務支援として参画。
C.I
2022年入社
社会イノベーションドメイン
社会DXディビジョン
コンサルタント
日系の大手生命保険会社、業界大手のIT事業会社勤務を経て、日立コンサルティングへ2022年10月に転職。前職時代、新電力事業に携わった経験を持ち、現在は、同プロジェクトの業務検討チームを束ねる総括チームとして、部署間連携、調整業務などを担当。
Y.F
2023年入社
社会イノベーションドメイン
社会DXディビジョン
コンサルタント
首都圏の鉄道事業会社でさまざまな事業に携わった後、2023年1月に転職。現在は、同プロジェクトにおいて、請求領域の業務検討チームに参画。

唯一無二のスケールだからこそ、感じる苦労と面白さ

A.N
私たち3人は今、国内大手電力小売会社のシステム刷新プロジェクトに参画しています。システム開発の発注者であるクライアントの業務支援という立場に就き、日立製作所やクライアントのシステム子会社といったベンダーとの調整を行ったり、チームごとのプロジェクト進捗管理に従事しています。
Y.F
私は前職が鉄道会社だったので、電力事業に触れるのは初めてでした。そのため当初は業界特有の用語など何もわからず、一から学ぶ日々でした。今でもわからない事を流さず、常に確認を行うことは意識しています。
C.I
私の場合は前職時代、新電力事業のシステム保守・運用に関わっていたので、基盤となる知識はある程度備えていましたが、クライアント独自の言い回しや慣習に触れ、電力業界の経験を持つ身でありながらも、慣れるまでは苦戦しました。
A.N
たしかに、それらは最初に戸惑うポイントかも知れませんね。私たちをはじめ、クライアントも含めたチーム全体で認識の齟齬を無くす、共通認識を持つ、ということは非常に大切なことですから。
写真:Y.F
Y.F
そうですね。チーム全体という話でいえば、今回のプロジェクトのスケールにも驚かされました。数十人単位の打合せも少なくないですし、100名を超える参加者の会議も珍しくありません。
C.I
私も会議で意見を発することはおろか、発言するだけでも当初は身構えましたし、緊張が大きかったことが思い出されます。
Y.F
まして1千万人を超えるユーザーを抱えるクライアントですから、システム刷新に携わる難しさをより一層感じます。
A.N
ここで挙げられた大変さって、言い換えると他のプロジェクトではなかなか感じられない要素なんですよね。500名規模の会社ながら、大手と呼ばれるコンサルファームと肩を並べて、これだけの大きなスケールのプロジェクトに携わることができるのは、魅力的なことだと思います。
写真:座談会の様子

本音で話せるチームだから、課題も乗り越えられる

A.N
ただ2人を見ていると、各々が課題を感じつつも、上手く乗り越えて頑張っている印象を受けるのですが、いかがですか。
Y.F
私が転職して一番に感じたのは、共に働くプロジェクトメンバーの面倒見の良さです。私のようにコンサルタント未経験ですと、「このまま進めて大丈夫だろうか」と迷うこともあるのですが、「いつでも誰かに確認できる」という事実が安心感を生んでいます。実際おふたりにも、何度も相談させてもらっていますね。
C.I
お互いに相談をしたりされたりすることで、結果的にチーム間の連携が生まれます。そのため、相談を受ける側としても迷惑なんてことは一切なく、貴重な情報共有の機会だと感じています。
写真:C.I
Y.F
まして日立コンサルティングの社員同士ですと、取り繕ったり、誤魔化したりすることなく、正直ベースで相談ができる。これは大きな魅力と言えます。
A.N
それはとても大事なことですね。プロジェクトに関する進捗確認や相談といった内容に限らず、メンバー間でコミュニケーションをとることが、結果としてプロジェクト全般やチームをより良くさせるきっかけに繋がる場合もあるので、今後も「雑談も含めて、何でも話せる環境や雰囲気」を維持し続けたいと思っています。
また、当社全体の話をするならば、コロナ禍以降、対面中心、リモート中心、対面とリモートのハイブリッド等、さまざまな勤務形態のプロジェクトが誕生しています。ですが、「本音ベースでコミュニケーションを図れる」ということにおいては、どんな形態となっても変わりませんので、そこは新たにジョインいただく方にも安心してほしいですね。

業界大手にひけを取らない「仕事」ができる理由――

A.N
今のプロジェクトに携わる中で、成長を感じる瞬間はありますか。
Y.F
クライアントからよく言っていただけるのは、「日立コンサルティングさんは、とても人間味のある提案をしてくれるよね」という言葉です。クライアントを深く知る努力を重ね、相手に寄り添ったリアルな提案を行うことは、上司や先輩から常に言われていることの一つですので、そういった言葉はとても嬉しいですね。
A.N
綺麗に作られてはいるけど中身がない資料にならないよう、メンバーへのアドバイスは怠らないようにしているつもりです。クライアント本位にならず、大上段で正論や理想を並べたとしても、決して響かないですからね。
C.I
私もその通りだと思っています。そして、その寄り添いの継続によって、「相手を深く知り、理解する力」も養われてきたという実感があります。このような点からも、今回のプロジェクトのような非常にスケール感の大きな案件に、数年単位というロングスパンで携わらせていただいていることは、とても貴重だと感じています。
A.N
おっしゃるとおり、その寄り添いこそ、クライアントからの信頼にもなっていますよね。業界大手と呼ばれるコンサルファームと比較すれば、決して規模の大きくない私たちが案件を取れているのは、日立グループという巨大な基盤を活用できていることに加えて、まさにここで挙げられた質の高さがあるからではないかと思っています。中身が伴った、実現性の高いコンサルテーションを行えるよう、今後も注力しないといけないですね。
Y.F
しっかり寄り添うことでクライアントからの信頼が増せば、さらに大きな喜びややりがいを実感することができますし、プロジェクトの成功にも直結しますよね。日立コンサルティングに対する評価はもちろん、私個人としてもより大きな信頼を得られるよう、努力し成長し続けたいと思っています。

人を知り、思考する努力ができれば未経験でも――

C.I
プロジェクトのゴールはまだまだ先にありますが、自分自身の今後の展望として考えていることは、よりスキルを向上させていきながら、各チームの管理・取りまとめを行う中で、検討が上手くいっていないチームに対するアクションを心がけ、よりスピード感をもって取り組めるようにしたいです。
Y.F
私は先ほどお伝えしたように、クライアントの苦労や悩みにしっかり寄り添うという点はもちろん、現在与えられている請求領域の業務検討を重ねていきたいです。
A.N
そのような展望を実現するという意味でも、「私たちが携わるプロジェクトに加わるならば、どんな人がいいか」という考えはありますか。
写真:A.N
C.I
端的に言えば、コミュニケーションをしっかり取れる人なのですが、もう少し具体的にいうと、「クライアントを嫌な気持ちにさせず、言うべき事はしっかり伝えられる人」でしょうか。難しいことではありますが、一度きりではなく、何度もコミュニケーションを重ねることで相手を理解すれば、最適な対応の仕方は見えてくると思います。
Y.F
そうですよね。私の場合、クライアントとの雑談も大事にしていますし、相手を知るというスタンスを持てるかどうかは、この仕事への適性として重要だと思います。
A.N
私としても、もちろん電力領域やシステム開発に関する知見があればいいですが、2人が話してくれたことのほうが、優先順位としては高い気がします。それとコンサルタントの適性として、知らない事もまず調べ、自分なりに分析を行い、思考できるかがポイントと言えるのではないでしょうか。「まずやってみる」という姿勢は、どんな局面でも通用するものだと思います。
Y.F
たしかにそうですね。私自身もそうでしたが、コンサル未経験者にも扉は開かれていますし、「まずやってみる」というスタンスで一歩目を踏み出してみてほしいです。
A.N
スケール感が大きく、社会的にも大きな影響力を及ぼすプロジェクトに若手でも参画するチャンスがあるのは、日立コンサルティングの特徴であり魅力だと思います。この座談会を通じて、魅力の一端に触れ、私たちの仕事に興味を持っていただけたら嬉しいですね。
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