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Pickup Teams #05


インフラ事業会社を属人化から
脱却させ、
仕組みで世の中を
支えることが、私の目標です

社会イノベーションドメイン 社会DXディビジョン
コンサルタント
2023年入社 深見 豊

写真:深見 豊

コンサルファームの厳しさを覚悟していたら、良い意味でギャップが

新卒で入ったのは鉄道会社でした。交通インフラを支えることにやりがいを感じてはいたものの、業務内容が属人的な要素が強く、次第に業務の仕組みなどを上流から変えたいと考えるようになりました。事業会社で働き続けるよりもコンサルタントという仕事に就くことの方が自分の実現したいことを叶えられると考えたため、転職を決意しました。転職先としてコンサルファームを探す中で、社員一人ひとりに向き合う風土を感じたこと、日立グループという日本有数のグループの力を活用できることが魅力に映り、日立コンサルティングを選択しました。
正直に言えば、「コンサルファームで働くからには、厳しい環境は覚悟しよう」という心持ちだったのですが、上司からは毎日のように「業務で困っていることはないか?」等、声を掛けてもらえますし、プロジェクト内の雰囲気も穏やかだったので驚きました。良い意味でのギャップというか、UP or OUTの文化ではなく、社員を大切に育てようとする環境は、非常に有難かったです。

また、ある程度自分のペースを保ちつつ働けるというところもいいところだと感じています。仕事のスケジュールを調整しながら、プライベートと両立することもできますし、ビジネススクールに通うことも可能です。
さらに制度面も充実していて、実はこの取材の翌月、数週間の育児休暇を取る予定になっています。育休取得に際して、チームの仲間からは背中を押してもらえましたし、キャリア面で不利に働くことも全くないため、何も心配することなく取得をすることができました。

現在業務としては、国内大手エネルギー企業のシステム刷新プロジェクトにおいて、請求領域の業務検討に携わっています。クライアントである事業者目線に立つ場合、システム設計を行う開発ベンダーの目線に立つ場合、事業者のその先にいるユーザーのお客さまの目線に立つ場合と様々な目線で検討する必要があるため、難しい部分も多いですが、その分やりがいを感じています。
エネルギー領域の専門知見は全く持たないところからのスタートでしたが、それぞれの目線を考慮しつつ、わからない事をそのままにしないようにキャッチアップを常に行っています。

様々な立場の人と触れ合い、考えを知ることで“説明する力”を養う

クライアントが独自に用いている言葉なども理解する必要があるのですが、言葉の理解の先には、考え方の理解があります。頭の中だけで考えて「こんなシステムが構築されれば、あらゆるユーザーにとって理想的」というものを組み立てると、往々にして机上の空論になりがちです。クライアントの考え方を正確に理解した上で、クライアントに寄り添った提案を行い、納得感を持って頂くことが重要だと考えています。その意味では、別ジャンルとはいえ、前職でインフラ事業会社の現場で働く人の気持ちに触れたり、自分自身も感じていたことは、今の仕事を理解するうえでプラスに働いています。
私の場合、クライアント先に常駐していることを活かして、クライアントの懐の中へ入りこむことを意識しています。そのために雑談等、業務外の会話などもしながらお客さま一人ひとりの考え方や人柄を知ろうとすることを行っています。但し、クライアントとの接し方は社内でも人それぞれで、私のように積極的に懐へ入ろうとする人もいれば、メリハリをつけている方もいらっしゃいます。どちらがいいではなく、その人に合ったやり方を取るのが、一番なのだと思います。

そんな考えを持って1年半ほどのキャリアを重ねてきましたが、相手に合わせた説明を行うコンサルティングスキルが磨かれた実感があります。クライアントの中でも立場によって当然考えは異なりますし、大事にしたいポイントも変わってきます。相手の大事にしているポイントを押さえて、その時々で説明の仕方や説明ポイントを変えてモノを伝えるようにしています。良いリアクションを得られた際には達成感を味わえますし、コンサルタントとして重要なスキルが身についてきたかなと感じます。

属人化した企業や業務を脱却させるスペシャリストになることが目標です

将来的にはコンサルタントとして“マンパワーの比重が大きなインフラ企業を変革させ、属人化から脱却させるスペシャリスト”になれたらと考えています。これまでのキャリアも活かせますし、社会貢献も果たせるのではないかと思います。
そのためにも、今後は自分の作業だけで満足するのではなく、一緒に働くメンバーのフォロー、特に後輩のサポートにも力を注いでいけたらと思っています。今は上司からサポートしてもらっている部分が多いですが、今後は周囲のサポ―トをする部分を増やせるよう、視野広く業務に取り組みキャリアを高めていきたいです。

メッセージ

入社前はコンサルティング会社の雰囲気について身構えていたのですが、いざ入ってみると、上司や同僚もみなさんフレンドリーで、コミュニケーションがとりやすい環境でした。
社内交流の場もあり、そこまで面識がなかったとしても、「この領域の事なら○○さんが詳しいから、一度話を聞いてみたら」と上司や先輩に紹介され、コンタクトを取るなんてケースも珍しくありません。働く人が皆、オープンマインドである点も大きいのだと思います。
これから入社される方とも、ざっくばらんな交流を図り、様々な相談に乗ったり、互いに刺激を与え合う関係性を築いていけたらとても嬉しいです。

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