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Pickup Teams #07


業界でも珍しい
グローバル専任組織で、
本当にやりたいことを通じて、
自己実現を。

増子 洋介YOSUKE MASUKO
2022年入社
カスタマートランスフォーメーションディビジョン
グローバルビジネス推進室(GBO)
シニアマネージャー
新卒で入社した大手シンクタンク系SIerでは、約3年のシンガポール赴任を経験。その後、外資系コンサルファームに転職するも、より幅広いグローバル案件に挑める環境を求めて当社へ転職。現グローバルビジネス推進室(GBO)に立ち上げから携わる。
雨宮 勇人YUJIN AMEMIYA
2020年入社
カスタマートランスフォーメーションディビジョン
グローバルビジネス推進室(GBO)
シニアコンサルタント
自身のルーツでもあるアメリカ合衆国で家業の農園での業務経験を経て、大学へと進学。大学時代、経営管理学を学び、学内の就職支援コミュニティに参加する中でコンサルタント職に興味を持ったことが、当社へ入社するきっかけとなる。
張 宝月HOUGESTU CHO
2021年入社
カスタマートランスフォーメーションディビジョン
グローバルビジネス推進室(GBO)
コンサルタント
新卒で入った総合電機メーカーでは、国内外の取引先と折衝を行う調達業務を担当。中国で生まれ、小学生以降、日本へ移って育つ中で自然とグローバルな舞台で働くことを意識するように。より主体的に業務へ臨める環境を求めて、当社へと転職。

グローバル展開を助けることで、強い日系企業の復活をめざす

増子
私たち3人が所属するグローバルビジネス推進室(GBO)では、日系企業のグローバル進出支援を主軸として、グローバル関連プロジェクトに特化したコンサルティングサービスの提供を行っています。また、社内の国内案件を担当しているコンサル部門から「グローバルに関連した案件になりそう」といった声掛けがあった場合には、協力してプロジェクトを進めることもあります。こうした『グローバル案件特化型のコンサルチーム』という形態は業界的にも非常に珍しいのではないでしょうか。だからこそ、私たちは今後もこの領域を突き詰めていきたいと考えていますし、個人的には、一人ひとりの成長を通じて、最終的には『グローバルコンサルティングNo.1の組織』になれたらと思い、日々みんなで切磋琢磨しながら取り組んでいます。
雨宮
グローバルプロジェクトの例を挙げると、自動車メーカー向けにコネクテッド(通信機能の積載)カーサービスの開発支援にあたっていました。自動車業界にとって世界各地の拠点で開発を進めることがスタンダードとなっていますが、セクションや拠点間の連携機能を強化する仕組みづくりは、自動車に限らずどの業界においてもグローバルで勝負するうえでの欠かせない要素だと感じています。
私が現在携わっているのは、日立グループ内の1つのセクター(組織単位の総称)の管理会計DXプロジェクトです。アメリカ、インドの拠点で働くメンバーとも協業し、海外製のAIシステムを用いながら対応にあたると同時に、財務システムの刷新プロジェクトも手がけています。
写真:増子 洋介
増子
今2人が挙げてくれたプロジェクトのように、グローバルを軸とした企業内外・業界内外に広く影響力のある発展的な案件を数多く手がけていることも私たちの大きな強みであると思います。これらの強みを活かしながら、チーム全体として日系企業の国際競争力を高め、グローバル環境下でのビジネスの成功に貢献することをめざしていますが、将来的には、海外サービスを日本でより広く普及させることにも取り組む方針を持っています。日本→海外へのロールアウトに留まらず、海外→日本のロールインという矢印も設けることでクライアントの事業支援を強化したいですし、『双方向の矢印』を持てることこそ、我々が持つポテンシャルであると考えています。
私も実際にお客さまとお話しをしていると、日本国内のみで勝負することに限界があることを実感されているという印象をもっています。今後、企業が海外に目を向ける時間はより増えるでしょうし、グローバル活動を支援するコンサルティングサービスにも伸びしろがあると思います。そういった観点からも、『双方向の矢印』は今後大きな強みになってくるのではないかと感じますね。
写真:座談会の様子

見方、考え方が異なる世界に触れることで、得られるスキルがある

雨宮
私が実際にプロジェクトに携わっていて体感したことは、コミュニケーションの重要性です。単に立場が異なるだけではなく、他の国・地域で働く人の場合は業務に臨むスタンスや考え方、文化も違います。こちらは常識だと思っていることであっても、他も一緒とは限らないということに気づいた場面が多々ありました。
増子
そのとおりですね。だからこそ語学スキルだけではなく、協調性や調整力が求められますし、相手に合わせたアプローチも重要となります。その点、私たちの部門に限らず日立コンサルティング全体としてPMO案件を得意としていますので、ブリッジ人財であるためのノウハウは豊富に蓄積されていますし、上司・部下という関係性だけに限定されず、みんなが互いに相談し合っている様子をよく見ますね。
形式ばったものだけでなく、「今度、○○国が絡むプロジェクトのキックオフがあるのですが、コミュニケーションなど気をつけておくことは何かありますか?」といった具合に雑談レベルで聞くこともよくあります。さまざまな経験を積んだ先輩たちがいますし、チーム内を見渡せば誰かしらに相談できることはとても心強いです。
増子
張さんと一緒に行ったプロジェクトで、約30か国にセキュリティ製品を導入する事案がありました。同じ製品を導入するのだからパターン化できるかと言えばそうではなく、まさに相手によってそれぞれに適した柔軟な対応を行いました。ズバッと話す瞬間もあれば、フランクに伝える場面もありましたし、その時々で適切なコミュニケーションを取るようにしていましたよね。
写真:雨宮 勇人
雨宮
硬軟織り交ぜて対応することはチームのメンバーみんなが得意とするところですし、まさにグローバルビジネス推進室(GBO)で働くことで身につけられるスキルのひとつと言えるのではないでしょうか。さらに部門のメンバーがもつ強みとして私が感じた点は、プロフェッショナルな部分とアマチュアな部分との使い分けが上手であるということです。もちろん、プロのコンサルタントとしてお客さまを先導して道を示すことは非常に重要な要素です。ですが、時にはお客さまに失礼にならないよう気をつけつつ、あえてアマチュア側に立って、お客さまから「教わる」姿勢になり、情報を得ることも必要な要素ですし、そういった姿勢になれる方ばかりだと思います。
増子
確かにコンサルタントだからといって、ロジックを積み重ねること一辺倒にはなっていないですね。何か提案したり、主張する際には相手を理解できている必要がある。その手段として、時には「教わる」こともあるのだと思います。
お客さまと共に前へ進める、という考えを大事にしている私たちの会社ならではの特徴かもしれません。

コンサル感がありすぎないコンサル部隊として歩みを止めない組織に

さまざまな強みや特徴を持つグローバルビジネス推進室(GBO)ですが、働くメンバーは総じて穏やかだと思います。部署の雰囲気としてもウエットとドライの中間というか、程良い距離感を保ちつつ、互いに尊重し合ってコミュニケーションを取っている印象です。
雨宮
これは日立コンサルティング全体に言えるかもしれませんが、自分さえ良ければいいというスタンスの方はいないですね。グローバル案件に携わるために必要な語学スキルやプロ意識、調整力を備える中でも、「日本的な」マインドも忘れていない。だからこそ、異なる意見を主張しても関係性は崩れませんし、自分の意見も言いやすい環境になっているのだと思います。
増子
そうですね。だからこそ、これから新たなメンバーとして加わってくださる方には「英語を話して仕事がしたい」というモチベーションと共に、「自分の意見を持ち、臆せず言える」という姿勢を持っていてほしいです。そしてその意見の背景に「根拠を持って考えられていること」があると、さらにいいですね。例えば資料をレビューする際に、なぜこのような記載をしたかという根拠がしっかりと考えられていると、サポートする側としても適正な改善提案をお伝えすることができますし、自身の成長スピードも加速すると思います。
写真:張 宝月
雨宮
増子さんのおっしゃる通りですし、申し添えるならば、検討して終わるのではなく、実装まで責任を持ってお客さまと二人三脚で対応する姿勢も必要であると思います。どうすればクライアントの利益になるかを考えてプロジェクトを前に進めることが大事ですね。
今、お二方が挙げてくださったコンサルタントとしての心構えの他に、私たちならではと言えるグローバル環境で働く、という観点で考えると、「世界を舞台にしたコミュニケーションにワクワク感や好奇心を持てる」ことも大切だと感じます。先ほど述べたような相手の立場に立った思考やコミュニケーション方法も、まずは相手に興味を持つことが入り口ですし、好奇心を持って取り組むことは、新しいスキル・知識等を習得するうえで、一歩を踏み出すハードルを下げてくれることにもつながると思います。
増子
冒頭で『グローバルコンサルティングNo.1の組織』という目標に触れましたが、その背景を付け加えると「グローバルビジネス推進室(GBO)のメンバー一人ひとりが成長し、自己実現を果たした先にその目標がある」と考えています。常に自己研鑽は意識してほしいですし、「考えること」「行動すること」を止めないでいただきたいです。止めないための土壌はここまで3人でさまざまな観点でお伝えしてきたとおり、しっかりと整備されていますので、ぜひ臆せず飛び込んできてほしいですね。
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