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Pickup Teams #07


グローバルな環境を求めて
辿り着いた今の仕事。
トライ&エラーを
重ねられたからこそ、
「世界」に立てています。

カスタマートランスフォーメーションディビジョン
グローバルビジネス推進室(GBO)
コンサルタント
2021年入社 張 宝月

写真:張 宝月

「世界とつながる仕事」への欲求を形にすべく、転職を決意。

中国に生まれ、幼少期までを中国で過ごし、物心がついた頃からグローバルな環境を意識していた私にとって、「世界中とつながれる環境で働きたい」という考えに至ったのは、ごく自然なことでした。
新卒時に就職したのは、海外進出も行う日系の総合電機メーカーです。調達担当として国内外の取引先を相手に仕入交渉や納期調整にあたり、業務改善にも取り組みました。しかし、グローバルな舞台での業務だったかといえばそうとは言えず、縦割りされた中で作業をこなすといった側面が強い状況でした。さらに直接的にグローバルな業務に取り組めるポジションへ異動希望を考え行動もしましたが、異動には何年もかかってしまう慣例があり、それならば別のステージでチャレンジしたい、と転職を決意しました。

元々コンサルファームへの興味があったため転職活動時には複数社調べていたのですが、日立コンサルティングにはグローバル専門部隊である「グローバルビジネス推進室(GBO)」があり、加えてコンサルタント未経験でも挑戦することが可能であったことが応募のトリガーとなりました。また面接の際に、入社後に上長となる方と直接お話ができ、「日立コンサルティングでどんなことにチャレンジしてみたいのか」、「どんなキャリアを実現していきたいのか」など、自分の志向に寄り添った将来像を共に考えてくださったことで、未経験スタートという不安に思っていた点について、この会社なら大丈夫かもしれないと感じられたことも転職の決め手となりました。

2021年3月に入社してからはグローバルビジネス推進室(GBO)に所属し、さまざまなプロジェクトに携わっています。現在携わっている案件は、日立グループの財務会計のDX化プロジェクトです。グループには海外に拠点を構える企業も多く、欧米やアジア諸国で働く顧客との折衝や調整にあたりながら、プロジェクトの完遂をめざしているところです。

試行錯誤する日々を見守ってもらえたからこそ、今がある。

「望んでいたキャリア」を実現させるべく転職を決意したのですが、入社後から全てスムーズだったかといえばそうとは言えず、苦戦の連続でした。あらゆる面でスキル不足を痛感し、中でも苦労したのはコンサルタントとして極めてベーシックな要素である資料作成、特にライティングです。また前職のメーカーとコンサルファームという立ち位置の違い、仕事のスピード感にも戸惑い、プロジェクト内で力を発揮できず、悔しい思いをすることが多くありました。
実戦経験を積むことが状況打破の第一歩であると考え、何度もトライ&エラーを重ねる日々でしたが、それを乗り越えられたのも、粘り強く指導してくださった上長や周囲のサポートがあったからだと思っています。何度もチェックいただく中で少しずつ上長のリアクションが良くなり、自分の成長を感じられた喜びは今でも忘れられません。

また、組織全体として主体的に学ぼうとする社員を支える環境も整っており、伝わるパワーポイントの書き方に関する勉強会や、語学の勉強に会社から補助が出たり、各々がどんな学習をしたかを共有する場があったり、同僚の学習方法を参考にできたことも恵まれていたと感じます。
さらに、コンサルティング技術に関することから、国や地域ごとのコミュニケーション手法に至るまで、部門内ではこれまでのさまざまなノウハウが蓄積されています。そのため、自分自身は初めて扱う課題やテーマ、業界であっても、具体的な打開策を見出すことができましたし、同僚との何気ない会話の中でもアドバイスをし合うことが多く、自分一人で抱え込まずに仕事を進められる点はありがたかったです。

そして少しずつ、顧客との会議や打ち合わせでも上長任せではなく自らリードしたり、資料作成も主体的に組み立てられるようになり、プロジェクトへの貢献を感じられるようになりました。このような成功体験は、やりがいにもつながっていると思います。

失敗を過度に恐れずトライした先に、世界は広がっている。

コンサルティング業務の魅力は、ルーティン的な業務ではなく、プロジェクトが直面する課題や顧客ニーズに応じて、柔軟に業務が変わっていく点だと考えています。部門のみならず、日立コンサルティング全体として、さまざまな提案を受け入れる土壌があり、大きな仕事を早くから任せてもらえるチャンスがあります。入社当初に苦労したのも、今思えば「経験させてもらえた」からこそですし、自己成長という角度でみればこれ以上ない環境だったと感じます。

また転職当時に望んだ「グローバルな環境に身を置く」という点でも、非常に満足度が高いです。当社で働くようになってから、より多くの国や地域と携わり、それぞれが持つ「当たり前」を知ることができました。さまざまな相手への伝え方を学び、スキルも身についたという実感を持っています。今後、より主体的にプロジェクトを回すことをめざすうえで、これらは大事にしていきたい要素です。

また、ワークスタイルも前職時代からガラッと変わりました。業務コントロールは各人に委ねられているため、プロジェクトとプロジェクトの合間には長期休暇を取得して、何年かぶりに中国へゆっくりと帰省することができました。自分のペースでメリハリをつけて取り組めています。

私自身もそうでしたが、コンサルティング業界は未経験であったため、身構えてしまったり失敗を恐れてしまうこともありました。ですが、「思い切って飛び込み、チャレンジすれば新しい景色が見えてくる」ということ、また飛び込んだ先に頼れる仲間がいることは強調したいです。ぜひ、一歩を踏み出してください。

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