コンサルタント 笠原 剛
イノベーション&ストラテジードメイン
イノベーション&ストラテジーディビジョン
My Path, My Choice. My Path, My Choice. My Path, My Choice.
もともとコンサルタント職への興味は持っていましたが、「まずはIT領域で働き、これからの時代に必須となる知見を増やしたい」という思いに至り、インフラ領域に特化したITサービス会社へ新卒で入社しました。文系出身だったこともあり、プログラミングスキルやITの知見はほとんどなかったのですが、入社後の研修や業務等を通じて必要な知識や技術を身につけながら、ITスペシャリストとして顧客の現行インフラを分析し、クラウド移行などに向けた設計書を作成するといった業務を担当していました。
ただ、業務を重ねていくほど「ITだけでは解決できないものがある」ということを実感し、より上流から課題解決に向き合うべく、コンサルファームで働きたいとの思いが募り、転職を決意しました。
その中から日立コンサルティングを選んだ理由は大きく3点あります。まず社会課題の解決に本気で向き合う会社である点。続いて、戦略から実行まで一気通貫で行える体制である点。そして、若手の成長を支えてくれる組織である点です。特に教育環境の充実ぶりは、入社して体感してみると想像をはるかに超えたものがあり、入社して良かったと率直に感じられましたね。また前職は外資系企業だったこともあり、日系企業にはお堅い雰囲気もあるのかな?という想像もしていたのですが、上司や人事との距離の近さ、同時に入社した新卒・二卒の多くの同期がいたことによって、自然に馴染めた点は良い意味でのギャップだったと思います。
入社後の研修を受けた感想としては、新卒や同じ第二新卒で入社した同期の研修に臨むスタンス、講義の内容、全てがハイクオリティだということです。大きな刺激を受けましたし、自分自身の“ギア”を一段上げることができました。単なる中途入社ではなく、第二新卒採用という同じ境遇の仲間がいて、共に研修を受けることによって近くで刺激し合えるので、「他のメンバーも頑張っているし、自分も頑張ろう」という気持ちが自然と湧き上がってくる感覚がありました。議事録の作成ノウハウなどここで改めて学べたことがある一方、課題解決に向けたケーススタディなどでは前職での経験を活かせましたし、自分の色を出せたことによって、私自身も同期の刺激となれていたら嬉しいなと思っています。
その後、配属にあたっては、事業戦略・企画などの上流の支援に携わりたい、また、前職で得たIT・デジタルの領域の知見を活かしたい、さらに、一つの業界に固定せず業界横断的に知見を拡げていきたいという希望があり、人事の方ともさまざまな相談をしながら志向を整理した結果、現在の部署への配属に至りました。このようにキャリアの選択を熟考することができたのは、第二新卒採用ならではなのではないかと思い、非常にありがたい環境に身を置かせてもらえていると感じています。
配属後は、まずは大手ゼネコンのデジタル化変革推進支援プロジェクトからはじまり、日立グループのDXソリューション展開に向けた活動検討支援プロジェクト、日立製作所と大手鉄道会社が推進する生体認証事業におけるPMO支援プロジェクトなどの案件に携わっています。どの案件においても全てに自分にとって新たに学ぶ要素があり、チャレンジングな日々を過ごすことができています。
私が日立コンサルティングでの業務で感じる醍醐味は、社会に多くの影響を与える仕事に携わることができる点です。日立製作所と大手鉄道会社が推進する生体認証事業の拡大に向けてプロモーション活動を支援したプロジェクトは、まさにその醍醐味を実感できた一例です。この案件では、サービスの導入にあわせて、ニュースリリース・取材会などの社外発表や、サービス利用者に向けたキャンペーン活動などを企画し、実際に実施するところまでの支援を行いました。パートナー企業とも連携しながらメディアを巻き込んだアクションを次々起こしていったのですが、社会にサービスが伝播していく瞬間を肌で感じることができました。また社会問題となっている成りすましや不正利用・労働力不足に対しての解決策となる生体認証サービスを普及させることで、社会に影響を与えられる仕事ができているということも実感することができました。
またコンサルタントとして実際に働くなかで気づいたことは、コンサルティングには類型的な正解がないということです。はじめの頃は“正しさ”だけを基準として施策を考えていた部分があったのですが、顧客と伴走する中で、「現場はこのやり方で納得できるのか」といった部分にも考えが及ぶようになりました。相手を動かすことができる提案を行うことの必要性は今後も常に意識していきたいですし、そのために私自身のステークホルダーとの関わり方も、より寄り添うスタンスへと変化しているのではないかと感じます。決して何にでもパーフェクトな回答をするスーパーマンではなく、一緒に考えられる人こそ、コンサルタントの理想像と考えています。
そんな中、コンサルタントとして働くことで「思考する力」を伸ばせている感覚があり、考えることが好きという気持ちにも改めて気づけました。本質的な課題の掘り下げには、これからも挑み続けたいです。
入社してから2年が経過した今、第二新卒というタイミングで早い転職の決断ができてよかったと思っています。転職活動は自分と向き合う貴重な時間になりましたし、中途半端な思いのままキャリアを重ねてしまうと、私の場合は選択肢がIT領域だけに限定される可能性もあったのですが、転職をして幅広い知見を得ることができました。また、切磋琢磨しながら、気軽に相談ができる同期ができたことも大きかったです。
加えて、転職先に日立コンサルティングを選択したことで、多くの自己成長の機会を得られているということもお伝えしたいですね。人の成長を考えてくれる会社ですし、人それぞれの成長曲線があるから焦ることはない、というスタンスで5年先、10年先の目標に寄り添ってくれ、今経験しておくと将来身になるプロジェクトをアサインしてくれる―――。こんなに手厚い会社はないと思います。
また、転職して職場環境が変わった部分でいうと、柔軟なワークスタイルが取れている点もメリットだと感じています。日立コンサルティングへの入社後、私自身の家庭環境に大きな変化があったのですが、勤務時間の調整やリモートワークの併用など融通が利く点も非常にありがたいです。
日立グループには「S>>Q>D>C(Safety>>Quality>Delivery>Cost)」という日立グループ・グローバル共通基本理念がありますが、自分に落とし込んだ際、まず家族の安寧を最優先できることは、長く働くうえで大きな要素であると感じています。腰を据えて長く取り組むことで、より一層の成長と価値貢献を当社で実現していきたいです。