AIやビックデータの活用などに代表されるデジタル化の進展は、先端的・破壊的なテクノロジーにより、非連続的な事業変化、バリューチェーンの抜本的な変化を引き起こしています。この変化が自社の提供価値(存在意義)や企業間のパワーバランスに大きな影響を及ぼしたことで、各企業は、これまでの戦略や業務を根本的に見直す必要に迫られています。
本サービスは、次のようなお悩みを持つお客さまにお勧めします。
これまでのように成長の方向性ベースで考えるのではなく、変化し続ける時代に適応した「自分たちのありたい姿」から考える“バックキャスティング”を採用します。
これは、社会、技術、市場、競合の動向を幅広く把握し、デジタル化による自社への影響や意味合いを洞察して未来像を描き、そこから逆算してこれからやるべきことを考えるアプローチです。
先端的なテクノロジーなどの外部環境の変化を把握するだけでなく、それらの変化が自社の事業や業務にどのような影響を与えるかを読み解くことが重要です。
私たちは、日立グループ会社内外の支援経験を基に、広範囲な情報のなかからフォーカスすべき情報を見極め、貴社にとっての影響を多面的に考察します。
自社のありたい未来像を定める過程においては、有識者の知見を取り込むイベントの開催や、さまざまなアイデアを意味のあるまとまりで構造化するなど、発散と収束を繰り返しながら内容を深めていくことが重要です。
私たちは、未来像を短期間で効果的にまとめるためのプロセス設計と適切なファシリテートを実施します。
未来像を“絵に描いた餅”にしないためには、後続活動の立ち上げをゴールに設定することが重要です。
私たちは、中長期活動方針とともに、実行フェーズで起こりうるデジタル化特有の課題も想定し、実行性の高い活動計画・体制を立案します。
当サービスの推進プロセスの一例です。ご要望に応じてカスタマイズしてご提供します。
これまでの未来像策定支援の事例を紹介します。
A社は、自社の物流部門のデジタル改革の方向性を打ち出し、実活動につなげていくことを目的に、物流の未来像を策定。物流部門内だけの活動に閉じず、事業部門を巻き込んだ後続活動を推進中。
B社は、お客さまである鉄道事業者さまと中長期的な目標を共有し、新しいパートナシップを構築することを目的に、鉄道サービスの未来像を策定。鉄道事業者さまとの勉強会や共同実証プロジェクトなどに繋がり、新しい関係性を構築。
C社は、組織ごとに行っている短期的な業務改善活動と並行して、中長期的に取り組むべき「ゼロベースで」「抜本的な」業務改革の方向性を打ち出すことを目的に、全社デジタル業務改革ビジョンを策定。