新たなデジタルサービスの迅速な立ち上げに向けて、
サービスとシステム(実現方式)を同時にデザイン
企業が提供している既存のサービスが、他業種からの事業参入や新たなデジタルサービスのリリースなどの影響を受け、従来の枠組みとは異なる競争環境にさらされています。そして新しいサービスを経験したお客さまは、さらなるサービスの高度化や細分化を求めてきます。
企業は、これらの激化する競争を勝ち抜いていくために、多様化する顧客ニーズに耳を傾け、新たな経験価値を生むようなサービスを臨機応変に提供し続けることが重要になってきています。
日立コンサルティングは、日立グループの一員として、長年にわたりミッションクリティカルな基幹システムやサービスのデザインに携わってきました。
これらのノウハウを生かし、お客さまに新たな経験価値を提供するサービスの企画・構築を成功に導くために、「サービスとシステムの同時デザイン」「最適化したアーキテクチャ・デザイン」「ゴールがブレないプロジェクト推進」の3つのKSF(Key Success Factor)に着目。新たなデジタルサービスやプラットフォームの企画・推進を支援します。
新サービスの構築を成功に導くためには、サービスの内容とシステムの実現方式の両輪のバランスを取り、同時にデザインを進めることが重要です。サービス企画側とシステム企画側は常に情報共有し、サービス内容とシステム投資の整合性を確保します。また突発的な課題には、両者一体で解決にあたることで、迅速かつ効率的な対処が可能となります。
新しいサービスを実現しようとするとき、すべて新規システムの構築を検討するのではなく、会社のIT戦略全体の方向性を踏まえ、「新規システム」「既存システム(レガシー)」「外部サービス(クラウド等)」のそれぞれの役割分担を明確にし、そのサービスの特性を捉えたうえで、適切な組み合わせのアーキテクチャ・デザインを行うことが重要です。
プロジェクト期間中には多くの場合、経営環境の変化による大きな影響を受けることがあります。関係者にて一度合意したコンセプトやプランの骨格は変えず、それ以外の要素は頻繁に変わることを前提としたプロジェクト推進を行うことが重要です。
プランの詳細の変更を余儀なくされる可能性を予見し、事前に複数の変更シナリオを検討しておくことで柔軟な対応が可能です。
新たなデジタルサービスやプラットフォームの実現に向けて、サービス企画側では異業種連携における課題とサービス提供によるメリットの整理、システム企画側では先端テクノロジーの適用に向けたフィージビリティの確認やビジネスへの制約事項などを検討します。両者がそれぞれの検討経緯を共有しながら、スコープや解決の方向性を整理。スコープを仮決め後、ビジネススキームやステークホルダーごとのメリットや将来像、システムアーキテクチャなども設計していきます。サービスの輪郭を明確にし、一定の仮説に基づいた定量的な事業性評価の材料を持つことで、実現性の高いプロジェクトの推進を支援します。
弊社は、ミッションクリティカルな基幹システムや金融サービス領域におけるサービスデザインに携わってきた経験を生かし、新サービスの検討やプロジェクト運営に必要な各種テンプレートを整備しています。これらを活用し、貴社の新サービスの実現に向けた検討を網羅的で迅速に支援いたします。
サービスに関わるプレーヤーとデータの流れ、各種システムや代表的な機能・項目を整理します。
シミュレーションの前提となる条件を整理し、いくつかのパターンでシミュレーションを行い評価します。
マルチベンダーなどステークホルダーが多いプロジェクトでも、最小限で網羅できる会議体を設定します。