エネルギー業界では世界各国で制度改革が進められ、エネルギー事業経営の前提が大きく変化しています。これまでは想像できなかったような企業グループの統合・分社化・買収・売却・新規参入が起こっています。
一方で、大量データ収集・活用を実現する情報技術や、バッテリー・水素によるエネルギー貯蔵技術など、新たな技術の実用化が加速されています。
エネルギーは生産活動や生活を支えるインフラとして国家の根幹をなすという点に変わりはなく、それ故、安心・安全であることが必要です。日立グループがこれまで築いてきた制御系システム、情報系システムなど、エネルギー業界におけるさまざまな実績とノウハウを課題解決の基盤としつつも、時代の潮流に乗った新たな価値創造が求められています。
日立コンサルティングは、変化への適応、さらには先取りを支援する羅針盤として、日立グループ内外での見識を活かし、エネルギー業界のステークホルダーに適したコンサルティングサービスを提供します。
エネルギー業界は、難しい事業環境に直面しています。
電力・ガスシステム改革に伴う環境の変化や、国内需要の多様化・先細り、海外での需要の伸びによる資源価格変動、CO2排出量をはじめとする環境対策要請の高まり、さらにセキュリティ脅威の増大など、数多くのテーマで対応に迫られています。
また、内に目を向ければ労働力の減少や熟練スタッフからのノウハウ継承、設備・システムの高経年化に加え、硬直化した事業構造やマインドセットといった課題が山積しています。
こうした数多くの外的・内的課題に対して、解決のカギとなるのは的確に現状を分析し、あるべき姿とのGAPを認識し、そのGAPを埋めるための方策・施策を粘り強く遂行することです。経営方針や経営戦略と実行計画との間には一足飛びには進めない距離があります。また、新たなテクノロジーと実際の業務の間に壁があることもあります。こうした距離や壁を乗り越えるには多くの困難が生じます。
日立コンサルティングは、各領域の事業者に寄り添い、乗り越えるべき困難を共に解消し、エネルギー業界の課題解決、新しい価値創造に向けて実践的に計画の策定・推進を支援してまいります。