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ワーキングマザー座談会

ワークとライフ両方をアレンジしやすい
制度と文化。
だから、ワーママに限らず
働きやすさを感じられる。

佐藤 千鶴子CHIZUKO SATO
シニアコンサルタント
(育休期間計4年
/2020年6月復職)
現在は、日系企業の経営改革・間接業務改革推進支援に従事
奥野 あずさAZUSA OKUNO
コンサルタント
(育休期間1年半
/2021年5月復職)
現在は、公的機関のITモダナイゼーションに向けた構想策定支援に従事
横森 佑衣YUI YOKOMORI
コンサルタント
(育休期間1年
/2021年1月復職)
現在は、大手IT企業のヘルスケア新規事業企画支援に従事

激務とされる
コンサル業界だって、

仕事と育児は両立できる。

それを支える制度と仲間

佐藤
一般的に「コンサルティングファーム=激務」のイメージが強いかもしれませんが、未就学児を抱え、更に育児のための短時間勤務(以下、育児勤務)ではなくフルタイムで働いているというと、「不可能でしょ」と思う方が多いかもしれませんね。
奥野
そうかもしれませんね(笑)。
佐藤
私たちが育児勤務を活用しなくても、育児と仕事を両立できるのは、制度と周囲の方のサポート。この両方があるからだと思います。特に日立コンサルティングの各種制度は実態に即しており、いうなれば「痒い所に手が届く制度」と言えるのではないでしょうか。

「痒い所に手が届く制度」の存在

佐藤
育休制度一つをとっても、1人の子どもに対して、小学校1年修了時の3月31日までの通算3年を限度に必要な期間取得が可能となっています。これは、例えば待機児童問題、小1の壁問題、キャリア設計を見据え連続して子どもを持つというライフ設計。こういった問題や思いに対応できる制度だと思います。
奥野
私は、自身の経験やスキルレベルに併せ、フレキシブルな働き方ができる勤務制度は、ワーママの働きやすさを支えていると思います。新卒入社等、経験が浅い段階では8時間労働で、時間を定めて仕事をします。これは経験が浅い段階で時間制限を設けずに成果主義にしてしまうと、どれ程仕事をすれば良いかわからず仕事量のコントロールが難しくなってしまうためです。次にコアタイムありフレックスに(業務の繁閑に応じ、本人が主体的に一定の幅の中で就業時間を選択して勤務する制度)、裁量労働制(「働いた時間の長さ」ではなく「仕事の成果」で報酬を支払う働き方をめざす制度)へと変化します。成果を出すための経験やスキルを習得するにつれ、働き方がフレキシブルになっていくんです(キャリアステップについて)。これによって、「今週はこの時間いないけれど、来週にはこういう成果を出します」といった調整ができるようになっていきます。突発的な子どもの対応等は避けられないため、こういった柔軟な対応ができる制度はありがたいですね。
写真:佐藤 千鶴子
佐藤
今や完全に定着している在宅勤務・サテライトオフィス勤務もありがたいですよね。これまで移動時間に充てていた時間を仕事に充てることができるようになりました。積極的に子どもと関わりながらも、精一杯仕事ができる環境だと思います。
奥野
他にも残業管理に関して言うと、ただ「減らしなさい」と周知するだけでなく、実際に上司が調整に入ります。勤怠管理もパソコン起動と連動しており、入力の手間がかからない仕組みになっています。とはいえ、今、私はあまり残業をしてないのですが。
佐藤
日立コンサルティング自体が全社平均でも残業が20〜30時間と、コンサルティング業界の中でも少ない方かもしれませんね。日立コンサルティングは日立グループの一員です。万が一弊社にコンプライアンス違反等が発生した際、日立グループに対して多大な影響があります。そのため、ガバナンス体制や仕組みがかなりしっかりしているのはもちろん、制度変革のスピードも大変速いと思います。
D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)についても、私が産休に入る前は正直あまり聞きませんでしたが、今はかなり浸透している様に感じます。私自身、産休・育休で約4年休んでいて、少なからず申し訳ない気持ちがあったんですね。ですが、復帰して久しぶりにお会いした他部署の男性役職者から「よく帰ってきてくれました!」と言われ、びっくりしたくらいです(笑)。
奥野
それはすごいですね(笑)。でも、そういう雰囲気があるのはよくわかります。
横森
その他の制度としては、福利厚生制度も豊富だと思います。住宅・リモート支援ポイント(3万円分/月)を住宅費や光熱費に充てたり、カフェテリアプランという会社から一律5万円分支給される制度(育児や介護に関わるものはポイント還元率が高くなり、最大6万円分の換算となる制度)を育児用品の購入やベビーシッター代に使ったりしています。還元率は低くなりますが、帰省の交通費に使ったりもできますし、本当に助けられていると感じます。
また、首都圏各地にあるサテライトオフィスなどもアプリ予約・精算不要で簡単に利用できる制度もよく活用しています。行きやすい場所にある上に気分転換にもなるし、集中できる。こういった「こんな制度が欲しい」と実際に思える様な、実態に即した制度があるからこそ、子どもとも仕事とも真剣に向き合い、両立できる生活が送れているのだと思います。
写真:座談会の様子

他社とは一線を画す
スタンスと
信頼関係があるから

精神的な負担を感じずに
働ける。

クライアントを含め強い信頼関係で結ばれたチーム感

佐藤
二人が今従事しているプロジェクトチームはどんな雰囲気ですか?
奥野
男性社員が比較的多く、ワーママはメンバーにはいないですが、例えば子供の急病等で急遽帰宅する事になっても、お客さま・社内共に「子ども優先!こっちでやっておくから帰りなよ」と温かく対応してくださいます。嫌な雰囲気になったことはないですね。
横森
私も同様です。お客さまを含め、チーム感・ファミリー感があり、こういった急な休みや対応等で戦う必要がないというか。私は新卒入社なのでよくわからないのですが、クライアントとの信頼関係が強いのでしょうか?
奥野
そうですね。お客さまとの信頼関係を上司や諸先輩方が長い時間をかけて築いてきてくださったことが大きく影響していると思います。短期的な単発案件よりも、長期案件が比較的多いのも、理由の一つかもしれません。

属性や垣根を越えて浸透するサポートマインド

横森
お客さまも温かいですが、上司の方たちもすごく優しい方ばかりですよね。
佐藤
おっしゃる通りだと思います。以前同じワーママだからと、横森さんの上司の方が働き方に問題が無いか心配して直接私に連絡くださったんですね。横森さんの上司なので、私をケアしてもなんのメリットもないにも関わらず、何て良い人なのか!と驚きました(笑)。こうしてプロジェクトの枠を超えて、皆さんが気にかけてくれているため、組織内の信頼関係が強化されていると思います。
写真:奥野 あずさ
奥野
確かにケアしてくださる方は多いと感じますね。私はそれこそ、ワーママ同士のこういった情報共有や声かけに助けられています。
横森
私もです。ただ、これはワーママだけではないですよね。例えば若手社員がプロジェクトでうまくいってないと感じた時も、上司に相談したらすぐに対応してくれました。そのため、「ワーママ」や性別、年代等の属性に関わらず、「今このメンバーにとって何が必要か」をひたすら考えてくれる温かい人が集まっているということだと思います。
佐藤
そうですね。実際育児のために家族で地元に帰られリモートワークを中心に働いている方、介護・病気などを乗り越えリターンエントリー制度を利用して働いている方もいらっしゃいます。「皆が働きやすい環境をつくるため」と思って動いてくれる方が多いと思います。
横森
皆何かあったら「何とかする」とおっしゃってくださいますし、よく聞く、出産後に扱いが変わるといったことも無いと思います。単に、条件面の変更があっただけ、という感覚です。
佐藤
実案件でも、同じ「サポートマインド」に助けられています。他部門の方でもプロジェクトの先進事例や知見等を聞いた際、きちんと時間をとって対応してくださいます。このように実案件でも、働き方の面でも、他者をサポートするというマインドに、弊社の“良い人”具合、もっと言えば企業としての強みが表れていると思います。

キャリアのめざし方は
十人十色。

どんな希望も叶えるための
土台がある。

わたしたちのこれから。

佐藤
今後のキャリアについては、どう考えていますか?
横森
正直、具体的なキャリアビジョンはまだ持てていません。ただ、子育てをしながら、キャリアアップはしていきたいと思っています。そのため、限られた時間の中でコンサルタントとしての経験値を積むために、失敗を恐れず何事にも挑戦の姿勢を持って取り組むようにしています。日立コンサルティングには挑戦させてくれる環境があると思います。この環境に感謝しながらできる限りの成長をし、会社に返していきたいです。
ただ、こんなに「成長」と言っているとキャリアに固執しているように聞こえるかもしれませんが、私自身は子供の成長に合わせて、その時期に最適な働き方ができればいいなと思っています。「努力すること」と「無理すること」は違いますから。「努力」は続けられるけれど、「無理」を続けると潰れてしまいますよね。出産前はあまり気にしていませんでしたが、「無理」は結局、会社や自分・子供に対しても、プラスを生まないという考えを持つようになりました。お二人は出産を経て、キャリア観は変わりましたか?
奥野
私の場合は、出産を経て「いかに長く走るか」が自分のキャリアにおけるテーマになりましたね。コンサル業務は短期間のうちに高い成果を求められるので、短距離走のイメージがありました。ですが、確かに無理は続かないですよね。仕事人生を長距離走と捉え、専門性を磨き、積み上げながら、より大きな成果を出していくことをめざしたいなと思っています。実際日立コンサルティングは、その走り方に向いている会社だと思います。
佐藤
私は出産を経て復職する直前、キャリア形成の方向性やゴールが描き切れないことに、かなり焦りを感じていました。そんな折、先輩ワーママに相談した所、「キャリアゴールがクリアに見えている状態で、育休から戻る人は多くないんじゃないかな。色んなプロジェクトに対し、真摯に・真剣に向き合ったら、繋がっていくものなのだと思うよ。」と言っていただき、本当に救われました。とにかく今は、目の前のことを毎日燃え尽きるくらいやりきって、継続する中でヒントを見つけられるように努力できればと思います。少し育児の手が離れてきたら、そのヒントを掛け合わせて、自分の専門領域を磨いていきたいと思います。
写真:横森 佑衣
横森
そうですね。私も育児の先が見えないので、その時々の判断になってくるのかなと思っています。ただ、3人共まだ子供が小さい中、これだけ不安なく働けていることは、改めて環境に恵まれているなと思いました。日立コンサルティングがワークもライフもアレンジしやすい環境だからこそ、ママとしてもコンサルとしても、存分に自分の役割を果たすことができるんだと思います。
奥野
本当にそう思います。ワーママだけでなくワーパパもそうですし、親の介護、家族や自分の病気等、皆それぞれにライフステージが変わる時が訪れると思います。でもそれにしっかり寄り添ってくれる、器の大きな会社だなと思います。例え現時点でモデルケースが無くても、自分がモデルケースになれるかもしれません。
こんな働き方ができる会社だとあまり知られていないので、もっと知ってもらえたら嬉しいですね。

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スペシャルムービー:佐藤 千鶴子
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