ページの本文へ

THE DIRECTORS

#01 SIDE-A

ディレクター対談 あなたの言葉で
「日立コンサルティングでやりたいこと」
を教えてください。
きっと、社会課題に向き合える
時間が待っています。

山崎 賢太郎KENTARO YAMAZAKI イノベーション&ストラテジー ディビジョン ディレクター

新卒で入社した日系コンサルファームにて会計・IT関連のプロジェクトに携わった後、2005年に日立コンサルティングへ転職。鉄道・通信・ヘルスケアといった社会インフラや産業領域の企業を中心に、事業戦略や新事業構想プロジェクトを数多く支援。近年はデジタル技術を活用した新事業検討やビジネスエコシステム創出に携わりつつ、ディレクターとして組織マネジメントも受け持つ。

×

中塚 隼平JUNPEI NAKATSUKA イノベーション&ストラテジー ディビジョン ディレクター

建設コンサルタント会社に新卒入社し、公共インフラ関連のプロジェクトに従事。2015年に日立コンサルティングへ転職してからは、企業がDX推進を図るためのビジョン・戦略策定から実装に至る総合支援プロジェクトを数多く担当。現在はディレクターとして実務とマネジメントを行いつつ、山崎氏と共に、面接官として人財採用にも関わっている。

コンサルタント経験者の二人が、
日立コンサルティングを選んだ理由

中塚
私たち二人は、コンサルタント経験を持ったうえで日立コンサルティングに中途入社した立場ですが、山崎さんはなぜ、日立コンサルティングへの転職を選んだのですか。
山崎
私が新卒で入社した企業は日系のコンサルファームで、システム開発寄りのプロジェクトに携わっていました。仕事をしていくうちに「経営課題の解決、ひいては社会課題の解決などをテーマにしたコンサルティングができたら」と考えるようになり、日立コンサルティングならば希望が叶うのではと思ったことが入社の決め手です。ただ転職したのは約20年前で、当時の日立コンサルティングは30〜40名という規模でした。
中塚
そうだったのですね。私も前職は新卒で入社した建設系のコンサルティング会社にいました。公共事業や政府開発援助(ODA)関連のプロジェクトを受け持っていましたが、次第に「公費ではなく民間資本で、よりビジネスの観点を大事にして社会解決の課題に挑みたい」と考え、日立コンサルティングへと転職しました。約10年前ですから、山崎さんが入社したころとも違うかもしれませんが、この10年でも会社がさらに飛躍した実感は持っています。
山崎
互いに「社会課題の解決」が転職にあたってのテーマにあったということですね。そして10年、20年というキャリアを日立コンサルティングで重ねることで“会社の飛躍”を実感できたところも共通している部分かと思います。中塚さんは、入社後に前職時代とのギャップを感じる場面はなかったですか。
中塚
私の場合はコンサルタント経験があるとはいっても、土木・建設という専門ジャンルに特化していたため、初めて取り組むことが多く、感覚的には「未経験からのスタート」という思いを抱いていました。山崎さんはどうでしょうか。
山崎
私もそれに近いところがあったかもしれません。これまでとは違うスタイルに触れて、最初は難しさを感じる部分がありましたね。

日立コンサルティングのコンサルタントとして
働く難しさを実感する日々。

中塚
山崎さんの難しさとは、具体的にどんなところでしたか。
山崎
前職はシステム開発寄りのコンサルティングでしたので、計画段階でしっかりと“設計図”を作ってセオリー通りに進めていくスタイルでした。一方、当社におけるコンサルティングはより戦略的である分、進め方に正解がない場合も多く、道なき道を走る感覚になりました。また総合コンサルということで、知識面でのギャップも多分にあり、勉強の必要性を痛感しましたね。
中塚
私も一から学んだことが多かったですし、難しさを感じました。
山崎
それこそ「1年で100冊は本を読もう」といった気持ちで最初のころはインプットに注力しましたね。そんな経験があるので、これから入社される方には経験の有無に関わらず、学ぶ気持ちは備えていて欲しいと思います。それと自分一人で抱え過ぎず、周囲とコミュニケーションを図りながら進めることの重要性は伝えたいです。日立コンサルティングは特に“チームプレー”を大事にしている側面があります。そのため良い意味で周囲に“頼れる”方であれば、より成長も早い印象があります。
中塚
そうですね。他には「仕事の目的をしっかりと意識できる」と質の向上が早いと感じます。私たちの場合、共に社会課題の解決を志して転職しましたが、「一人のコンサルタントとして、社会に対してどうアプローチするか」を考えられる方であれば成長も早いといえるのではないでしょうか。
写真:山崎 賢太郎

漠然としたテーマに挑む部門の
一員になるということ――

山崎
私たちは現在、共に「イノベーション&ストラテジー ディビジョン」という部門に属し、チームを率いていますが、同じ会社そして同じ部門で働くうえで意識して欲しいことはありますか。
中塚
ディレクターという立場から共に働くコンサルタントに意識して欲しいこととして、私たちの部門では、事業戦略やDX、新事業を中心に構想から変革実現の川上〜川下まで支援することになりますので、単に構想を示して終わりではなく「どんな価値を提供すべきか」、「どんな未来を描くか」といった抽象的なイメージから具体的なゴールを描く力が大切になってきます。
山崎
漠然とした課題を目の前にしてプロジェクトが動き始めることもありますから、最初の段階でゴールを可視化することはとても大事ですよね。テーマによっては構想から実現まで長い時間を要するものもありますし、ブレずに進める意味でも大切です。
中塚
扱うテーマには、生成AIやメタバースといった最新テクノロジーを取り入れたものも多く、知識のアップデートは不可欠になります。社会課題自体が複雑化しているといった側面もあるため、業界の垣根を超えたアクションも求められますよね。現在私たちの部門では、異なる専門性を持ったコンサルタントが60名近く在籍していますので、各々が幅広い知識を網羅しつつ、頼れるところは頼っていくのも、会社のリソースを活かした働き方といえると思います。
山崎
加えて、専門性やテクノロジーに関しては、日立グループの一員であることもアドバンテージにできるはずです。グループ自体が総合電機メーカーからITソリューション/社会インフラ企業へと進化を遂げた経験を持っていますので、ノウハウは豊富に備わっていることも強みではないでしょうか。

新しい仲間となる方に求めることは―――

中塚
私たちは共にディビジョンやグループを束ねる役割も担っており、採用活動にも関わっています。最終面接に面接官として入ることもありますが、山崎さんは選考にあたってどんなことを意識されていますか。
山崎
これは中塚さんも同じだと思いますが、まずは「自分の言葉で話せているかどうか」という点を意識しながら面接内でコミュニケーションをとらせてもらっています。ただ“やってきた”のか、それとも“自分で考えながらやってきた”のか、では大きな差がありますし、ぜひその想いを話してもらいたいです。加えて「日立コンサルティングで何をやりたいのか」についてもお伺いします。それぞれ描く夢は異なると思いますが、夢の実現に向けて共に進めるかどうかは、お互いにとって大切だと考えているからです。
中塚
私の場合、求職者の経歴や個性に応じて質問は変えていきますが、その答えを伺う中で“あまりに自分へ矢印が向き過ぎている”方ですと、日立コンサルティングの社風と合わずミスマッチになりやすいのではないかと考えています。もちろん自己実現は大切ですが、日立コンサルティングで働くのであれば、私たちが掲げる社会課題へリーチする視点を持っていてもらえたら嬉しいですね。
山崎
一方で、面接は当社のことをより知っていただく場であり直接お話ができる貴重な時間でもあると考えていますので、理解を深めていただくためにも日立コンサルティングで働く魅力などについても齟齬なく伝えさせていただきたいと思っています。例えば「コンサルタントとしての成長」のための機会とサポートはしっかりと提供できますし、成長の先にはチームビルディングにも取り組めますので、チームで仕事がしたい気持ちが強い方には最適な環境ではないでしょうか。
中塚
加えてさまざまな業界のさまざまな課題に向き合い、解決へと力を注げる会社であることもお伝えしたいですね。成長して“できること”が増えれば視野も広がるでしょうし、仕事の面白味は増していくはずです。

「社会課題の解決」にしっかりとリーチできる醍醐味を実感。

山崎
仕事の面白味、という話題が出ましたが、中塚さんはこれまで携わったプロジェクトの中で、印象に残っているものはありますか。
中塚
沢山ありますが、印象的なプロジェクトを挙げるとすれば、将来を見据えて「モノからコトへ」とサービスを転換したいというご要望から、事業コンサルティングを行ったことがありました。例えば、空調機器を作っているのであれば、単に“機器”を売るだけではなく、空調機器を通じて“快適な環境”を構築するサービスを生み出すといった具合です。案件を通じて、企業が変わろうとする瞬間に触れることができましたし、当然そこには“変わりたいと考える経営者”や“現場で今を働く社員”がいて、さまざまなバランスを取る必要があったので困難も多くありましたが、このような貴重な経験ができたことは印象的だったと感じています。
山崎
コンサルタントとして、経営者のガバナンスが利くよう、組織ビルディングにはしっかりと取り組みつつ、現場の意見も聞くスタンスは非常に重要ですよね。
中塚
そのバランス感覚は、日立コンサルティングでさまざまなプロジェクトに取り組んで養えたことの一つだと思います。
山崎
私の場合、印象に残っているプロジェクトは「鉄道事業の未来像をつくろう」という案件です。さまざまな専門家の知恵を借り、テーマをまとめて対外的に発表を行ったのですが、鉄道関係の方々から沢山お話を伺えましたし、最新テクノロジーなどにも触れることができました。そこで出した提言の一つにスマートメンテナンスといって「AI技術を用いた人力ではない保守作業」というものがあるのですが、今ではもうそこまで実現に近づいている状況です。
中塚
まさに社会課題にリーチできた体験だったのですね。
山崎
おっしゃる通りで、非常にワクワクする体験をすることができました。
写真:中塚 隼平

私たちが大切にしているもの、
そして伝えたいこと

山崎
コンサルタントの仕事には正解がないということもあり、業界を知らない方に対して説明しづらい所があると思っています。そのためメッセージとして伝えることが難しい面もあるのですが、私自身としては、プロジェクトの内容や携わる業界等が変わったとしても、一緒に働くメンバーと「携わるプロジェクトの先には“生活者”がいて、社会がある」という感覚を共有できればと思っています。
中塚
山崎さんも同じ志だったということを先ほど伺いましたが、私も“社会課題の解決に向き合うこと”を志して日立コンサルティングに入った一人として、転職時に思い描いた理想に近づけている、ということは伝えたいです。もちろんコンサルタントとして向き合うプロジェクトの性質、自身の立場や役割によって、業務自体は変わってきますが、確実に望んだ仕事はできていると言えますね。
山崎
この対談の中でもさまざまなポイントをお伝えしてきましたが、なにもコンサルタント経験があること、それだけが絶対ではないという点は、私たち自身が体感したことです。自分の頭で考え自分の言葉で話すことができる方、自己研鑽とチームプレーの双方を意識し実行することができる方、そのような方であれば、ある種「即戦力」になってくれると感じています。
中塚
何を経験してきたかよりも、経験を通じて「どんな意識で働くことが大切か」に気づいたことが重要という意味ですね。その意味では“作業的なコンサルティング”の経験というよりも、“自ら考えながら進める”ことができる方ですと、適性が高いのかもしれません。
山崎
採用にあたっては、コンサルタント経験者のみならず、多角的な視野で判断する方針ですので、ぜひとも積極的にご応募頂き、日立コンサルティングでやりたいことを実現してもらえればと思っています。
THE DIRECTORS #01 SIDE-B

Related Interview関連インタビュー

  • Officers Message:金本 禎寛
Back to index