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Pickup Teams #07


広く・深い思考を持つ
コンサルタントの集合体として、
グローバルコンサルティング
No.1組織へ――

カスタマートランスフォーメーションディビジョン
グローバルビジネス推進室(GBO)
シニアマネージャー
2022年入社 増子 洋介

写真:増子 洋介

優秀なグローバルコンサルタントをめざし、紆余曲折の末、GBOと出会う

幼いころから野球に打ち込んでいたのですが、高校野球を引退した際、「人生の目標がなくなってしまった…」と感じていた時期がありました。そんな折、コンサルタントの仕事を紹介するテレビ番組を偶然見たことがきっかけで、将来めざしたい職業が「コンサルタント」になりました。そして、就職活動の際に先輩に相談したところ「優秀なコンサルタントになるために、まずはシステム開発そのものの理解とスキル習得をするべき」とアドバイスを受けたことから、大学卒業後はシンクタンク系のSIerに就職しました。ひたすらJavaを書き続ける日々の中で、プログラミングやシステム開発の神髄を学ぶことができました。その後、シンガポールへの赴任の機会に恵まれ、グローバル案件に従事することになります。赴任前まで苦手意識の強かった英語力を磨きつつ、シンガポールの方々はもちろん、現地在住のインド、中国、マレーシア等、多種多様なメンバーとグローバル案件に従事しました。

3年間の駐在を終えて日本へ帰国し、暫く国内案件に従事していましたが、シンガポールでの経験を活かしてグローバルビジネスに関わりたい、当初目標としていたコンサルタントに改めてチャレンジしたいと思ったことから、外資系のコンサルティングファームに転職しました。外資系を選択したのは、「グローバル=外資」という認識が強かったことに加え、これまで以上に厳しい環境に身を置き、さらに自分を成長させたいと考えていたからです。転職した外資系コンサルティングファームでは、スケールの大きい案件に従事でき、業界・顧客に深く入り込んだ仕事をする中で専門知識やスキルを磨くことができました。学びの機会も多く、非常に居心地がよかった半面、「このまま居心地が良い環境にいて、更なる大きな成長を望めるだろうか」と疑問を抱くようになりました。また、グローバルビジネスに従事したいという気持ちがこれまで以上に強くなっていましたが、外資系のコンサルティングファームでは日系企業のグローバル展開支援や、欧米やアジア等の海外へ赴いて事業に携わるチャンスは必ずしも多くありませんでした。なぜなら、外資系のコンサルティングファームには、海外の各拠点に現地法人があり、アメリカにはアメリカの、シンガポールにはシンガポールの優秀なメンバーがいるためです。

そんな中改めてキャリアを熟考し、再度の転職を決意しました。そこで次のステージとして選んだのが、日立コンサルティングのグローバルビジネス推進室(GBO)です。グローバル案件を中心に業務を実施できることや、これまであまり関わることのなかったアメリカの案件にも関われること、案件に多様性があり豊富な経験が積めることに大きな魅力を感じ、次のキャリアステージへと踏み込みました。

さまざまな挑戦を通して、コンサルタントとしての視野が広がる

日立コンサルティングに転職し、最初から望んだ通りの多彩なグローバルプロジェクトに関われたかというと、そうではありませんでした。先行きを案じていたタイミングもありましたが、その気持ちを変えてくれたのが、上司(高橋秀徳ディビジョン長)の存在です。「チャンスは必ず来るし、自分がやりたいと思うことを自由にチャレンジしてよいから」と裁量を与えてくださいました。そしてその言葉どおり、担当プロジェクトも一つまた一つ、次へ、次へと邁進する中で、業種・ソリューション共に幅をどんどん広げていくことができたと感じています。
(※下部、関連記事に高橋秀徳ディビジョン長の記事掲載しております)

また、多彩な案件にチャレンジするだけでなく、チームビルディングに関わる、というマネジメント面での新たな挑戦の機会をいただいたことも大きかったですね。「こんなにも人を育てることにフォーカスし、さまざまなチャンスを与えてくれる会社なんだ」という感動がありました。コンサルティングファームではさまざまな理由から短期間で辞める方も多いというイメージがあるかもしれませんが、日立コンサルティングに個人としての成長はもちろん、組織全体としての成長について、長期的な視点で考えてくれる環境があることに非常に驚きました。この長期的な視点があるからこそ、「クライアントの望む成果に最後までしっかりとコミットする」という当社の文化にもつながっているのだと思います。

また、これまで以上に“思考する”ということに“深み”と“幅”を持てるようになったのは、日立コンサルティングに転職してからだと思います。コンサルティングプロジェクトは開始時点で綿密に計画を定義するものの、推進する中で当初の想定とは違った展開になることも少なくありません。特にグローバル案件は国内の案件よりも変動要素が多く、だからこそ、自分の思考の整理・各プロジェクトの状況や顧客の特性などを踏まえ、その都度最適解をスピーディに提供する必要があります。そういった実プロジェクトの活動に加え、上述の通りチームビルディングにチャレンジし、責任ある立場に就かせていただけたことから、思考力の強化につながっていると感じています。

さらに、前職時代と大きく変わったのはワークライフバランスが保てるようになったことです。以前は案件の状態によって深夜帰宅、早朝出勤ということも少なくなかったですが、今は状況に応じてリモートワークを行うなど、ライフスタイルに合わせた調整ができる点もありがたいと感じています。

常に思考ができるメンバーと切磋琢磨し、強いチームを築く

私がグローバルビジネス推進室(GBO)でメンバー達に求めていることは、「自分の意見をしっかりと持ち、その根拠や背景となるロジックを自分なりに精一杯考えてほしい」ということです。なぜかというと、資料作成でもディスカッションでも、結論に至るまでの背景や根拠・ロジックが明確になっていないと、仮にその考え方の方向性がずれていた場合に、どの部分にずれがあるのかなどについて具体的に議論しづらく、本人が今回の経験を次回に活かせない可能性があると考えているからです。課題解決の方法や思考の仕方は、決して一つではありません。だからこそ、結論だけでなくどのように答えを導いたか、その過程も大事にしてほしいと思っています。

また、組織全体としてスキルアップのために“与える場”、“学べる機会”も非常に多くあります。この点はグローバルビジネス推進室(GBO)の魅力のひとつと考えています。互いにコンサルティング手法を披露し合い、情報共有を図る月例会が開かれていたり、研修プログラムも充実しています。その根底には「ナレッジを共有する文化」が根づき、日常的なコミュニケーションの中でも、互いにアドバイスし合うなどオープンマインドがあるからに他なりません。知識やコツは盗み取れ、というスタンスではなく、メンバーの成長につながる経験や知識を共有する土壌があると考えています。だからこそ、より成長したい方にとっては最適な環境といえるでしょう。
今後もさまざまな活動を通して組織をさらに充実させ、結果として「日本一のグローバルコンサルティング部隊」と呼ばれるようになることをめざしています。しかし、その前提として最も大事にしたいことは、あくまでも「共に働くコンサルタント一人ひとりの成長と自己実現」です。これは特定の誰かではなく、グローバルビジネス推進室(GBO)の全員がそうなってほしいと思っています。

最後に、私自身の長期的な目標のお話と、将来メンバーになる可能性のある方に向けてメッセージをお伝えできればと思います。
私自身の長期的な目標の一つは、以前より注目している量子コンピューティングに関連したプロジェクトを手がけることです。この領域はまだまだ成長過程の未知な領域で、具体的に何ができるか模索中ですが、日立グループのケイパビリティをフルに活かし、いつかはプロジェクトを立ち上げたい、と思っています。そのためにこれからも自己研鑽に励み、結果としてこういった技術を用いて、世界を変える可能性のあるプロジェクトに挑戦したいと考えています。
そして面接では、皆さんから自己紹介や自己評価をしていただくのに加え、「これまで経験してこなかったビジネス領域で、どんなことに興味があるか」という質問をしています。これは、私自身が常に思考を巡らせ前へと進み続けているのと同じく、新たにジョインいただく方にも、常に思考を巡らせてほしいと思っているからです。
“考えること”に加えて“一歩を踏み出すこと”を大事にできる方と一緒に働けたら嬉しいです。コンサルタント業は求められるハードルも高く、厳しい世界かもしれません。ただ私たちグローバルビジネス推進室(GBO)であれば、自己研鑽が図れると共に、視界の先にグローバルビジネスが広がっています。きっと挑戦するだけの“価値”を見出せる環境である、ということをお伝えしたいですね。

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    カスタマートランスフォーメーションディビジョン ディビジョン長 高橋 秀徳

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