オープンサイエンスの加速に向けて、
研究データ管理のポリシー策定と、ガイドライン整備を支援
研究活動を支える根幹である研究データは、学内においては研究者の利便性のみならず、研究の健全性や公正さの維持、オープンサイエンスの推進など、さまざまな要求と期待に合わせて管理/公開する必要があります。学外においては、科学技術の発展やイノベーション力の強化に向け、各大学がグローバルに「知」の交流を図っています。しかしながら日本の研究機関ではデータ管理に対する考え方が盤石ではないため、技術流出のリスクが顕在化しています。研究データの管理、保存、共有に関しては国も、「リスクを認識した研究マネジメントを行うことが必要となる。」と指針※を示していることから、研究データの管理/公開に関するガバナンスの整備が急務となっています。
日立コンサルティングでは、大学や国研、民間の研究機関で培ってきたノウハウを生かし、研究データの管理ポリシーや実施方針の策定からガバナンスの確立、その運用を担う体制の整備までを支援。日本の研究や技術発展に寄与するオープンサイエンスの加速に向けて、安全で効率的な管理下でのデータ活用を通して大学DXの促進に貢献します。
研究データが適切に管理できれば、検索、収集、整理、保存、利活用が効率化されるだけでなく、技術と人の関係性の可視化から研究者同士の交流を活性化。新たな価値創出につながります。研究機関における研究データの安全かつ有効な活用に向けて、管理ポリシー導入を支援します。
ポリシーを具現化するためには、研究データの取り扱いガイドラインが欠かせません。研究者はもちろん、学内のすべての関係者が、正しくデータを扱えるように、強固なセキュリティ、データの品質、研究プロセスの信頼性、効率性、データ活用の倫理性などを踏まえ、利用から運用までを網羅したガイドラインの確立を支援します。
ポリシーとガイドラインを軌道に乗せ、より正確なデータ活用を実用化するためには、定めたルールを守る仕組みやチェックできる仕組みの構築が必要です。学内外の教職員が共通認識の下で研究データを扱えるよう、データガバナンスの運用体制構築を支援。適切かつ継続的な運用を通して、大学DXの加速に貢献します。
研究データを核とした大学DXの推進に期待が寄せられていますが、大学における研究データの管理やデータポリシーの策定は新しい試みであることから、検討する組織がないケースが散見されます。研究者が安心して研究に集中するためにも、またオープンサイエンスを加速し、日本主導で研究から価値を創出するためにも、大学DX推進の基盤づくりが求められています。日立コンサルティングは、産学連携のオープンイノベーションで得た知見を活用し、ポリシーの策定からガバナンスの確立までを一貫して支援。大学同士の連携も視野に入れた大学DXの推進に貢献します。