ヘルスケア業界は、少子高齢長寿国化による社会保障関連費の急速な増加を受け、診療報酬や介護報酬の見直し、地域包括医療の強化、医療・介護人材の慢性的な不足など、多くの課題を抱えています。その一方で、新たなテクノロジーの発展により、IT活用や今までにない医療機器や治療法、ビッグデータやAIを活用した新たなサービスの創出が期待されています。
日立コンサルティングは、日立グループが有する新たなテクノロジーとノウハウ、そして豊富な実績を活用し、様々な事業者による新たなヘルスケアサービスの創出・展開を支援しています。
日々、進化を続けていくヘルスケア業界では「デジタルヘルスケア」への取り組みが始まっています。
例えば、健診結果、服薬記録、運動記録などの個人のヘルスケアデータを統合し、診断・治療に役立てるだけではなく、予防や予後・介護までシームレスに情報を連携することで、今までにない新たなサービスを創出し、医療サービスの幅や品質を大きく向上させることが期待されています。
超高齢社会に対応した医療・保険制度改革、医療・介護人材の供給不足、ヘルスケアニーズの多様化など、ヘルスケア事業者が直面する課題は多岐にわたります。
医療現場においては、医療技術の進歩とともにデジタル技術が活用され、電子カルテや先進診断機器、治療機器の導入などが浸透し、今後は更にIoTやビッグデータ、AIの活用が大幅に進展することが予測されています。
これらの課題に対して、従来の医療分野、製薬分野以外にも、様々な分野の事業者が新しいヘルスケアサービスの提供機会を伺っています。
私たちは日立グループの総合力を駆使し、ヘルスケア分野のみならず、公共事業、鉄道・交通、エネルギー、環境、産業分野の幅広いサービスをハイブリッドに組み合わせることにより、ヘルスケアデータを活用した製薬会社や保険会社での新サービス創出など、業界を越えた企業間の協創ビジネスの創出に取り組んでいます。