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ホワイトペーパーニューノーマル時代における2025年の崖の克服
〜デジタル技術とレガシーシステムを融合するアーキテクチャデザイン〜

高松 英二株式会社 日立コンサルティング シニアマネージャー

2021年9月3日

はじめに

現在、企業には、SDGsやSociety5.0などへの積極的な関与が求められています。そして各企業は、これらの活動に取り組むことで、企業価値の向上や持続的な成長を図ろうとしています。昨今の新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけとして大きく変化した「働き方・ニューノーマル」への対応で求められたデジタル化の推進も、その一例と言えます。特に、業務のデジタル化、セキュリティが確保されたリモート環境、遠隔での会議などといった新しいビジネススタイルの実現は、企業活動やお客さまへのサービス維持・向上を継続的に図るために必要不可欠です。

では、新しいビジネススタイルを実現するためのデジタル技術に目を向けてみましょう。クラウド、AI、IoT、ブロックチェーン、さらには5Gなど、多くのデジタル技術が急速に進展しています。企業には、これらを上手に活用し、業務改革はもちろん、新サービスの創出を通して社会課題の解決に貢献していくことも求められているのです。

しかし、これまでビジネスを支えてきたITシステムはさまざまな課題に直面しています。その一つが老朽化や複雑化、ブラックボックス化している既存システム(レガシーシステム)の存在です。レガシーシステムの老朽化により、変化に追随したビジネスの実現が難しくなってきています。さらに、モノリシック(一枚岩的)と称されている完全統合型システム(ERPなど)も、メンテナンス管理や業務ごとの最適化などが困難になってきています。これらの課題に起因して、最新技術やクラウドなど、DXを推進するためのサービスをビジネスに有効活用できないという、今後の成長を左右するような課題が発生している企業も少なくありません。

本書では、デジタル技術を利用した新しい業務形態(生活様式)や、既存システムとデジタル技術の融合などへの対応を迫られている皆さまに向けて、これまで当社が培ってきたノウハウを交えながら、プロジェクトを成功に導くためのポイントを中心に紹介していきます。

目次

はじめに

  • 1.既存ビジネスが直面する課題
  • 2.ITシステムの課題
  • 3.新ビジネスとシステムに対する重要な検討要素
    • 3-1.新技術を活用した新しいビジネスのデザイン
    • 3-2.新技術とレガシーシステムを融合したシステムアーキテクチャデザイン
    • 3-3.ビジネスとシステムを結合するための社内外情報の利活用デザイン
  • 4.まとめ
ホワイトペーパー
ニューノーマル時代に
おける2025年の崖の克服
(PDF 1,888KB)
ホワイトペーパー
ニューノーマル時代における2025年の崖の克服
〜デジタル技術とレガシーシステムを融合するアーキテクチャデザイン策定〜
(PDF 1,888KB)

本コラム執筆コンサルタント

高松 英二 株式会社 日立コンサルティング シニアマネージャー

※記載内容(所属部署・役職を含む)は制作当時のものです。

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